ドライブを楽しむならば、最大限に譲歩してダウンサイジングしてもせいぜい「1.8LのNA」以上のスペックは必要な気がします。150ps程度で車重を1500kg以下に抑えれば、2人乗車でも十分に楽しいドライブが出来る最低限の性能は確保できます。2人乗れば軽く100kgは車重が変わってしまいますし、旅行用トランクを2台載せればさらに総重量は大きく変化してしまいます。そこでエンジン出力や総重量の改善も大事ですが、それ以外のクルマの基本設計において重要な点が、どれだけ足回りでグリップを稼げるかということになると思います。特に150psそこそこで中型車を動かすのが得意なメーカーにとっては、その辺が生命線とも言えます。
マツダは現在、日本市場においては直4エンジンのみで展開しています。直4で勝負する自動車メーカーは国内外に複数ありますが、特に高性能という点で評価されるブランドは、それぞれにミッションや足回りに独自のアイディアを散りばめて、「選ぶべき4気筒」として磨きをかけています。V6やV8にエンジンの魅力で直4が対抗するのはかなりの無理がありますが、同じ直4モデルの中では絶対的に優位なクルマをつくるべく、2000年頃から「ホンダ」「アルファロメオ」「スバル」「マツダ」「プジョー(シトロエン)」の中型5大メーカーがしのぎを削ってきました。
とりあえず、長距離ドライブ用のプライベートカーを中型車から次も選ぼうとなると、結局はこの5メーカーに絞られるのかなという気がします。ドイツメーカーは1つも入っていないですが、彼らの本分はなんだかんだ言ってもハイパフォーマンス・カーなので、直4モデルはすべてスルーでOKだと思いますし、もし買ったら絶対に後悔するのではないかと思います。結局のところドイツメーカーはこの地球上にV8エンジンで500psを振り回す米・英のクルマが世界のカーマニアを魅了していることに対して強烈なコンプレックスを持っているようです。そしてその結果作られたのが、C63とかM3で、中型車に無理矢理V8押し込んで凄んでいるのは、世界中見回してもドイツメーカーだけなのです。
これがドイツ人のメンタリティなのだと思います。もちろんアウトバーンの本家という地理的な理由はあると思いますが・・・。ドイツブランドは常にV8を積むトップエンドの「スペシャル性」と直4を積むボトムエンドの「効率性」を経営の柱にしています。よってVW系列の6000ユーロ程度でも耐久性の高い低価格車と100,000ユーロ近い世界水準の高性能車こそにドイツ車の魅力が詰まっていると思います。よって彼ら(BMW・メルセデス・アウディ)の4気筒ターボなんぞは、やや極論ですが、存在意義としてはアストンマーティン・シグネットみたいなものです。
偏見ではなく、ドイツ車の中型車はどこか投げやりに作られているように感じます。先ほど挙げた中型5大メーカーと比べると、完全に「愛情不足」と言えると思います。ただ同じ理屈をトヨタ(レクサス)と日産に当てはめると、さらに酷いことになっていたりします。トヨタ・日産の中型車はコンパクトカーを「水ぶくれ」させたようなモデルと、マークXのような昔からの愛用者に配慮した生き残りモデルしかありません。生き残りモデルは国内専用モデルが多く、グローバル時代の最先端を行くクルマと比較するとたちまち欠点が露呈します。
⇒「BMW320i(E90)とマークX3.5L(2代目)の比較動画」その1 その2 その3
果たして「中型車5大メーカー」がBMW・メルセデス・トヨタ・日産の中型車より優れているか?というと見方によって違う結果が出るかもしれないですが、それでも私は作り手の「愛情」がどれだけ感じられるかでクルマを選びたいと常々思っています。中型車5大メーカーが誇る歴代の名車には、同じ中型車の3シリーズやCクラスにはない輝きを感じるのです。
ただこの5メーカーも現在は、ホンダ・アルファロメオ・プジョー(シトロエン)が看板モデルを欠いていて、かつての「CF型アコード」や「アルファ156」、「プジョー407」のような味のあるFFセダンを早く復活させてほしいと思います。156と407はV6モデルもありましたが、やはりFFにはV6は重過ぎなので、せっかくフロントにDWBを使った効果が薄れてしまい不評でした。一方で直4モデルはエンジンの良さも含めて絶賛されていました。
いま現行で直4で看板モデルを出しているのが、「スバル」と「マツダ」だけなので、とりあえず「レガシィ」と「アテンザ」は中型車の中で選ぶとすれば、最有力な選択肢にと言えるめぼしい「買い」のクルマだと思います。ただどちらも歴代モデルと比べた時に、「最良か?」という疑問がいくらかあります。どちらの現行モデルにも言えることですが、やや「売り」に行った感が鼻につきます。若者に「自分にとってこれが最高」と感じさせるようなクルマというよりは、高齢者に「良いクルマ」と思ってもらおうという意図が強過ぎる気がします。マトモな感覚の持ち主ならスバルやマツダに「特別な高級感」求めようとは思わないはずです。
「特別な高級感」があるクルマが欲しいなら、ジャガーやマセラティもしくはレクサスを買えば良い訳です(高いですが・・・)。高級セダンとして最高の愛情をそそいで作られているのがこの3社のクルマです。スバルやマツダがこれに取って変わることは今のブランドのスタンスではどうやっても無理です。グローバル時代は情報の時代で、世界のセレブがどんなクルマに乗っているかが簡単に分かる時代になった訳です。マークXに乗るセレブなんていないし、そもそも北米・欧州で売られていないこともみんな知っています。街行くマークXを見て誰も高級車なんて思わないし、3シリーズやCクラスも同様に高級感を感じるためのクルマではなく、実用車だという当たり前の認識が広がっている時代です。
2000年頃に新たなプライベートカーとして、世界中の若者から熱狂的に支持された、CF型アコードによる「FF革命」によって、世界に名を轟かせたアテンザやレガシィが、もはや完全に時代おいていかれていて、都心で乗っていても嘲笑の対象にしかならないようなクルマの安っぽい高級感を今さらのように真似てしまったのは残念な限りです。あくまで抽象的な解釈ではありますが、現行のアテンザやレガシィは完全に牙を抜かれた感があります。
自らを「走りのメーカー」と称するのであれば、BMWや日産にも絶対に負けないストロングポイントを盛り込むべきなのに、BMWのようなディーゼルを積んで、ティアナみたいなつまらないクルマになりつつあることが「進化」と謳う新型アテンザには正直言って失望しました。ただホンダ・アルファロメオ・プジョーが次々と挫折する中で、FF中型セダンとしての新たな活路を見出すべくモデルを継続して奮闘している点は素晴らしいと思います。来年以降のMCで新パワーユニットやスペシャルティーモデルの追加でGJ系アテンザが「息を吹き返す」のを期待しています。
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わたくし事ですが、日曜日の夜、地元の元町議会議員の叙勲(旭日双光章.・・地方自治への貢献)祝賀会があり、発起人代表として、被表彰者夫婦と一緒に入口でお客さんを迎えたり、石川県知事や県出身の代議士(衆議員意義員)、県議会議員、町長、出席者総数230名の前で一言、挨拶をしたり(とても気の張る会なのと、たくさんの出席者でかなり緊張しましたが)、ビールを注いで回ったり、閉会後の受付をしてくれた人たちへのもてなし等で、帰宅したのが22時半ごろでした。帰って、なにげなくブログを見たら、9月22日付けのとても重要なしかも重い(?)内容が掲載されていました。
疲れていたので、その夜はそのまま寝て、次の朝、少し理論武装をと思って『別冊モーターファン』「図解・自動車のテクノロジー[モーターファン・イラストレーテツド]H21・7・4発行(日本車16台の透視イラストと物語)]」のストラットの箇所を読んだりしていました。掲載されていたマツダ車は、「マツダ・コスモ・スポーツ」「マツダ・サバンナRX−3」「初代サバンナRX−7(SA22C)」「サバンナRX−7252i(初のル・マン参戦車)」の4台でいずれもロータリー車でした。
あまりたいした収穫はありませんでしたが、「当時の通産省が、欧米からの圧力、自由化に対抗するために、自動車業界を、トヨタ、日産、いすゞの3つのメーカーにまとめようとしたので、マツダはこの合併の案に対抗して、当時の松田恒平社長は独立をたもつため、独特の技術、独特な製品を確保することにした。独特の製品としてロータリーエンジン搭載車としてスポーツカーが選ばれたわけです。松田恒平社長には、ロータリーエンジンを大衆化してマスプロを狙うという考えは全くなかったわけです」(後にルーチェやRX−7のプロダクトプランを担当した須藤將氏の談による)[前掲書33頁]のところが、心に残りました。
特に、「松田恒平社長には、ロータリーエンジンを大衆化してマスプロを狙うという考えは全くなかった」という箇所が(あまり理論武装にはなりませんでしたが)。
しかしながら、最近、スバルのボクサーエンジンが大衆化されているのに、松田のロータリーエンジンが大衆化されるどころか、現在その搭載現役車が皆無であるということに不満を抱いていたのですが、少し、気長に、次期ロータリーエンジンの開発(ひよっとしたHVになるかもしれませんが)を待とうという気持ちになりました。他には、トヨタ・セリカ1600GT(1970年12月発売)やサバンナRX−3(1971年9月発売)に使われていたストラット(フロントサスペンション)がスペース効率に優れていたと書かれていたことです(室内が広くとれるということでしょう)。マクファーソンストラットというと、5代目スカイラインのジャパンの足回りを思い出すのですが。
前置きがとても長くなりましたが、私の勝手な予想を述べます。今、発表されている新型アクセラの装備や戦略を見ていると、次期アテンザには、新型アクセラに装備されている、「センターコンソール上にジョイスティク操作可能のロータリースイッチとその周囲に5つのボタン配置」(『ドライバー11月号』20頁)等が付き、少し値段も向上するような気がします。
新型アクセラに関しては、インターネット上には、ナビ本体が外国製で、ソフトがゼンリン製だと出ていました。果たして、ホンダのインターナビやトヨタのGブック並みの性能があるのか?とも書かれていましたが。現在、私のマツダ純正ナビは、トヨタGブック形式で、道路情報などは、適宜、ライブで知らせてくれます。
CARDRIVEGOGOさんが、以前、指摘していたように、GJアテンザは、先代アテンザに比べて、横から見てエアダムスカートがなかったり、リアホイール周りのデザインが弱かったりするので、GJアテンザのMCにあたっては、その当たりのネガもつぶしてくるかもしれません。そうして、ボトムモデルの20Sの値段が上がると、新しく240万円くらいの20Cなる少し格安のモデルを加えてくるかもしれませんね(消費税アップの関係で値段は微妙ですが。あくまで現在の価格を基準にして・・・私の妄想です)。
ところで、最近のトヨタ、日産、マツダなどの、日本車メーカーのマイナーチェンジを見ていると、一般に初期モデルより値段をそのままで、或いは少し値段を下げて装備を落としてくる傾向があるように思えます(いわゆる実質値上げという方法−かつて、『ベストカー』で細かく検証していた)。例えば、先代アテンザでは20E(222万円)を廃止して20S(220万円)を新しく設定するも、レザーやヒートシーターは欠落(−)するも、エンジン自体は直噴エンジンに変更(+)。けれど、どう見ても実質値上がりに思えます。今月号『ドライバー11号』の「愛車物語」の「2000年ミレーニア」のMC場合は、価格据え置きで全長が55o伸び、アームレストがとても豪華になり、内装の木目調が増え、内装の色がブラックから灰色になるなど、モデル末期(確か8年目くらいでの大幅MC。ミレーニアはユーノス800のアメリカ名で当初の10年基準のコピー文句通り10年間生産された。ミラーサイクルエンジン・4WSモデルはMC時には廃止となった)なので、この場合は、お買得感があったが。余談ですが、最近の『ドライバー』の「愛車物語」(8月号〜11号)には、これで「アテンザ」「CX−5」「ミレーニア」の3車が掲載されました。思わず、最近のマツダ車の好調な売れ行きと関係あるのかな、と考えたりします。
(つづく)
コメントありがとうございます。
アテンザのMCにはかなり期待しているのですが、いまいち想像ができなくてあまり前向きな気分にならないですね・・・。
ドライバー読みました!ミレーニアを去年買ったというなかなか変わった人でしたね。
K.Tさんの(つづく)を期待してます。
コメント、ありがとうございます。さっそく、前回の「つづき」を記入します。
もってまわった言い方をしますが、「クルマ(アテンザ)の事を書こうと思うのなら、クルマ(アテンザ)以外のことを書く」と内容が深まると思います(私が言うところの逆説[パラドックス]理論にしたがうとですが) 。
それは何かというと、生活のことです。生活の安定があってこそ、クルマのことに目がいくと思うのです。生活が不安定ならば、税金も払えないし、ガソリン代も払えません。もちろん生活といっても、現在形と未来形(現実的可能性)が考えられるので、一概に現在の様子(生活様式・生活水準)だけを問題にするのではありませんが。
さて、すべての人間に平等に与えられている事のひとつに、人は必ず老いて必ず死ぬという事があります(他に病気になりやすいという事もありますが。いわゆる、仏教でいうところの生老病死・・四苦八苦の内の四苦にあたります)。一般に(常識的に言うと)、人は結婚し、家庭をもち(子どもを持ち)、そして高齢になると孫の顔を見る事ができます。少し前まで、極めて平凡で一般的なこの人生のサイクルが、現代社会では、とても当たり前ではなくなっているように思います。私たちの青年時代は、結婚することが当たり前で、親と同居する事も当たり前の時代でした。当時は恋愛はもちろん当たり前でしたが、見合い結婚も当たり前(かなりの割合)の時代でした。実際、私の弟は、見合い結婚です。私が結婚した、昭和48年代後半は、そろそろ各家(主として子どもが購入)にマイカーが普及し始めた時代でした。クルマはもちろん、自分が働いたお金(現金であろうが月賦であろうが)。
失笑される事を恐れず、書くならば、私たちの時代(イヤ今の時代の若者もそうだと思うのですが)、周りの人で、ある意味、人生は孫の顔を身てこそ、幸福感を味わうことができる、といったことを示唆(教えて)してくれる人は皆無でした。しかし、60歳中頃になって同年配から少し上の人たちを見てみますと、あるいは、私の地区の周りの家を見渡すと、多くの夫婦は、子ども達が独立し、家に住んでいるのは、夫婦二人か一人(夫が病気などで他界。子どもは独立して都会で生活)となつています。子どもが結婚して独立しているというのはまだ良い方で、子どもが結婚しないで悩んでいる人たちもたくさん知っています。
ところで、私たちの両親の時の一番の苦労(悩み)はお金でした(戦後の日本は、総じてとても貧困だった)。しかし、現代社会の両親の一番の悩みは、お金(貧しさ)ではなく、子どもについてです。登校拒否、ひきこもり、高校受験・大学進学のこと、ひきこもり、就職・職業のこと(なかなか正社員や起業家・自営業になれない)、結婚・離婚・末婚等・・、私は、「ある夫婦は、成功して、共に人がうらやむような職業的地位についても、子どものことで悩んでいる人がいること」を良くみてきました。一般に、どんな夫婦にも、他の人にはわからない大きな悩みがあるものです。もちろん、私たち夫婦も、子どものことについては、大いに悩んだこともありました。
ソニーやパナソニックなどの大手企業に勤めていても、いつリストラにあったり、「退職ための部所」(詳しい名前は今出ませんが、『朝日新聞』などで、研修のためと称して、毎日再就職先を決めるために電話を懸けまくるところ)にまわされるかわからない時代です。
昔(私たちの若い時代)は、日本全体が高度成長時代でいわゆる右肩上がりの時代で、製造業をはじめとした多くの産業が隆盛を極めており、「ジャパン アズ ナンバーワン」といわれた時代でもありました。それが、現在のグローバル化の時代では、日本の製造業に従事する人は、就業者(働く人たち)の17パーセントとなり、新自由主義者と言われるような人たちは、これからの日本の主産業は、金融業・サービス業となる、とさえも言っているようです(国内生産台数300万台維持というトヨタのモリゾー社長さんのことをいったいどう思っているのかと思うと、このように断定はとても容認できません)。
ですから、グローバル化等で、この先大きく日本の産業がどうなるか見通せない時代、生活基盤が確定するまで、クルマは日本車(アテンザ)で良いと思います。何といっても、一番大事なのは、生活基盤だと思います(そのアテンザも、スマホ時代の風を呼び込んだ、もうすぐ発売の新型アクセラの性能装備に若干負ける所も多々あるようです。そのため、これからのアテンザの販売がどうなるか、不透明な所もあるようにに思います。が。今日[9月26日]発売の雑誌『カートップ』で。珍しく自動車評論家の国沢光宏さんがやけに新型アテンザを評価していましたが)。
[その3に、つづく]
話は全く変わりますが、先日の別のブログで、CARDRIVEGOGOさんが、「ジャガーXJ」のことを書かれていましたが、たまたまいつも顔出ししている「イオンラウンジ」(スーパーのイオンモールの中にある株主等のための休憩所。コーヒーやジュース等のサービスがある。私は、友達にしつこく勧められて100株購入。現在なら13万8千円弱の購入値段だが、私が購入した昨年6月では10万円弱だった。ちなみに、このイオンラウンジがあるのは、石川県では私の家の近くの「かほくイオン」のみ。京都では、五条イオンにある)に、置いてある雑誌『サライ−平成24年9月号−』(小学館発行)の、「サライ逸品紹介」の頁に「新型ジャガー(XJ・XFR)2車種を乗り比べる」を見ました。
その中に、「ジャガーXJ2.0ラグジャリー」(4気筒ターボ)のオーナーの紹介記事がありました。 スタートボタンを押すと、運転席と助手席の間にある変速シフトボタン(コマンダー)がセリアがきて、パドルシフトでマニュアル化も可能と書かれていました(XFRの紹介蘭に明言されていた。多分XJも) 。その写真を見みて、BMWもそのようになっていると思いました(ポルシェの雑誌[内容がオールポルシェ]は買ったことがありますがオールBMWの雑誌は購入したことがありません。610万円のBMW5シリーズが一番お買い得だなと立ち読みで思ったことはありますが)。
その記事には、「ジャガーXJ」の価格帯が900万円〜1850万円、「ジャガーXF」595万円〜1200万円、と出ていました。そして、その中のグレードの「ジャガーXFR」(V8エンジン、5.0L)は、1200万円です。 そして、「ジャガーXJラグジャリー」(4気筒2.0ターボ)の値段は、900万円でJC08モード燃費(km/L)は、9.3q/Lです。クルマの購入金額だけを考えれば、買えない金額(ローンを含む)ではないかもしれませんが、ある人は、900万円の値段でも、1500万円くらいのクルマと見なして、一般的に、何人かの人から、やっかみ(嫉妬)が入ってくる恐れがあります。
以前、近所で仲良くしていた繊維工場の社長さんが良く言っていました。
「我々、他のところから仕事をもらっている者が外車などに乗っていたら、『お前、いったい誰のお陰でそんな立派なクルマに乗れるんだと思うのだ。みんな、わし等が仕事をまわして、しかも作った製品を買い取ってやっているからだろう。おまえに仕事をやっている社長のこのわしでさえ、トヨタ・クラウンで我慢しているというのに』と思われて、景気が悪くなったら、真っ先に、仕事を切られてしまうから、わしは必ず国産車に乗っているんだ」と。
その社長は、当時最高の日本車の一つであるデジタルスピードメーターの「ソアラ」(希望ナンバーのない時代、誰かのつてで、巨人軍王選手の生涯ホームラン数868本をナンバーにしていましたが。とにかく根気よく待っての話だとか) に乗っていましたが、よくやっかみ(嫉妬)の言葉を聞いたと言っていました。
一般的に言って、他の会社などから、仕事をもらっている会社の人(営業マンや自営の人を含む)は、自分の乗るクルマの決定は十分熟慮する必要があると思います。
話は全く変わりますが、私が最近、週1回言っている接骨院でみた、雑誌『ホリデイオート6月号』(2013年)の中で、自動車評論家「太田哲也」さんは、自分の連載コラム(6月号は、レクサスISについての批評)で、メルセデセスは昔からの貴族の人が乗るクルマ、BMWに乗る人は、一代で財産を築いた人が乗るクルマ(別の雑誌では、BMWに乗る人は小金持ちの人であると言っていました。あくまで、その人の思い込みの意見だと思うのですが)、レクサスは・・(残念ながら忘れて、レクサスの文言が出てきません。来週水曜日、接骨院へ行ったときに見ます)と、書いていました。それから、最近のレクサスはも方針を変更して、エモーシャルなクルマを作ると担当者が宣言したとも、書かれていました。
それはともかく(結論を急ぎます)、やはり1千万円以上するクルマを買うには(最近のBMW7シリーズやメルセデスSシリーズ、ポルシェパナメーラなど、それなりのクルマを買おうとすると1千500万円ほどしますが)、それくらいならいつでも買える、という経済的余裕が必要だと思います。
しかも、そのようなクルマは、維持費がべらぼうに高いことを覚悟しておく必要があると思います。そしてまた、外車のディーラーマンは虚栄心[人間の見栄]をくすぐってきます。少し前のBS日テレの「おぎやはぎの愛車遍歴」というテレビ番組でジャーナリストの鳥越俊太郎さんがBMWディーラーの女子社員のあまい言葉で、車検の度に次々と高いクルマを買うことになったという内容を放送していましたが、クルマの購入者の本心は、「BMW5シリーズで十分」だと思っていても、次々とうまい口車に載せられてしまう恐れもあります。本当のお金持ちは、その気になればいつでも買えるという余裕があるので、「わしは金がないので軽で十分だ」と自信を持って言うことができます(だから、不要なものは買いませんし、お金持ちへのたかり等を恐れてつとめてお金がないふりをするのだと勝手に想像します)。
その4につづく
また、1千万円から1千500万円くらいの金額となると、家の建築資金の単位ともなる(頭金ともなりますし、何回か高級車を我慢すれば立派な家が建ちます) ので、一般的な考え(といっても私の主観がかなりあるかもしれませんが)として、家庭を持ち、家を持つという生活基盤の見通しの中で(もちろん実現可能性が十分あるという前提のもとでも良いのですが)、高級車を持てるというのなら、購入しても良いと思います。しかしながら、「お金を持っている人ほど、お金がないようにふりをする」というパラドックス理論を鑑み、私は、時期購入車はアテンザで良いと考えます。このブログ「マツダ・アテンザ・・マツダのセダンをこよなく愛しています。まさに日本を代表するクルマ、ライバルを含めて語りたいです」のとおりに・・・。
(以下、ご笑覧ください)ちなみに、現在の私の購入予定(クルマ人生の予定)ですが、このあと、3年半後ぐらいに、現アテンザの20Sを購入し(それより前に、GK[新型]アテンザが発売されることになると購入は早まることとなる。実際のところ、購入の際には25Sエルパッケージの可能性もあるかもしれないと迷ってはいますが)、それから約10年ほど乗って、人生最後はアクセラに乗車するというパターンを頭で描いています(釣りフナに始まってフナに終わるように、私の車人生はファミリアに始まってファミリア[現アクセラ]で終わるのがふさわしいと最近考えが固まっています。もちろん、今後の健康状態で大きく変わることが予想されますが)。このとき、できれば、JHアテンザも手元に置いておきたい(車検がついているかいないかは別として)、と、今思っています。
とにかく、クルマ(アテンザ)の購入には、クルマ以外のファクターを十分考えて決定するという私の考えです(ここでは、ふれる余裕はありませんでしたが、京都の娘が3人目が生まれたので、私の地元に帰ってくることになり、現在、新居の地鎮祭もすませ、諸費税アップ前の3月末までに入れるように計画を進めています。明日、9月27日(金)は、基礎工事の日です(ちなみに、京都で、娘夫婦が契約した建築業者社は全国の大手の「住友○業の家」です)。当然ながら、幾ばくかの建設費援助も親として考えています。その金額の1単位は、前述の通りとなります。逆説的ですが、クルマ以外[人生の生活基盤]のことを十分考えていないと、クルマのことも、真の意味で十分に考えることができないと思っています)。
とても、長くなりました。ご笑覧、ありがとううございました。
[文章が長すぎて、結果的に、いくつかにわけることになってしまいました]
他の記事で不快な想いをされたように察します。
大変申し訳ありませんでした。
私はあくまでブログはエンターテイメントだと考えています。
実生活で1000万円のクルマがほしいなんていう話は、よっぽど条件(趣味・年収)が揃った相手でないとできないものです。
しかしブログでは自分と同じ趣味の方や、高級車を実際に乗り回す人にも意外と巡り会えたりするので、とても有意義に感じています。
ジャガーXJの記事はそれなりに需要があるのではと思い書いてみました。若造が1000万円の高級車の話なんて、本当に「常識」がなくて申し訳ないと思います。
ただジャガーXJが高級車だから書いたのではありません。このクルマを調べた結果、あらゆる面で理想的な「価値ある」クルマだと感じたからです。
実際に昨年の確定申告で書籍代を350万円計上しているので、経費でジャガー買ってもいいかなと、ふと思ったまま記事にしてしまいました。
「マツダ・アテンザ」はスマホで、「その他のブログ」はパソコンで、いつも楽しく、読ませてもらっています。いつも、最新のニュースやしっかりした判断のもとには、大きな努力(年間、多額の購入費をかけた書籍の読破)があることがわかりました。
いくつかのブログを読んで、不快になったことは全くありませんが、いつもよくブログに登場している、ポルシェやアウデイ、ゴルフ、メルセデス、マセラティ、BMW等と違って、突然ジャガーXJとともに、我々庶民の感覚からするとかなり縁遠い多額(大きな)な金額が出てきたので、いつもよりも多少興奮して、かなり長い文章になったような気がします(ジャガーなどについては、デザインカーオブザイヤーについてとフォードグループということ等で、チラホラ出てきてはいたと思うのですが)。
最近では、「最新投稿まとめブログ」もでき、とても検索しやすく(見やすく)なっていると思います。ブログは、その人の思う所の考えで、実行されていると思うので、これからも、自信を持って、充実した内容のブログを作成していっていただきたいと思います。
ブログ最後の「来年以降のMCで新パワーユニットやスペシャルティーモデルの追加でGJ系アテンザが『息を吹き返す』のを期待しています。」という言葉、まったく、同感です。
CARDRIVEGOGOさんのお陰で、先代GHアテンザがヨーロッパ各車に大きな影響を与え、また2.0エンジンがショートストロークエンジンで、後期のエンジンLF−VD型はもちろんですが、特に私のアテンザに積載されている前期型のLF−VEエンジンが、現在のロードスターにも搭載されている優れもののエンジン(スポーツカー用のショートストロークエンジン)であることも知ることができました。
先代のGHアテンザのフロントサスペンションが、現在ではコスト面であまり採用されなくなったDWBで、特に坂道の上りやワインディグロードの走破等にその威力を発揮することも知ることができました。
こうした、先代の威光を新型アテンザは大局として引き継ぐことなく車体はレクサスGSと同等なったものの、走りのコンセプトは大きく変更し、峠ではなく都市郊外をクルーズするGTカーと堕したとの考えも知ることができました。
しかしながら、現GJアテンザがCARDRIVEGOGOさんが期待するように、「息を吹き返す」ことは十分可能であると、考えます。かつて、日産の7代目スカイライン(都市工学を謳ってトヨタのハイソカー路線にすり寄った7thスカイラインのこと)が、突然走りのスカイラインのコンセプトを変更し、その結果失敗して大きく販売台数を落としたが、遅れて発売したスカイライン2ドアハードトップクーペでは、再び「走りのイメージ」を大きく全面に出し、GTS−Rなるグレードを発売しました。そして、販売面はともかく、その出来栄えの素晴らしさで、いまでは、そのハードトップクーペは大きく評価されていると思います。
このスカイラインのように、3代目GJアテンザも、強力な2ドアクーペを発売して、大いにマツダファンを納得させてほしいものです。「スポーツカーメーカー・マツダ」としてのプライド(矜持)を示してもらいたいものです。
ところで、昨日(9月28日)の「北國新聞」に北陸マツダの「CX−5・2013 ANNIVERSARY」(全国限定999台)の先行予約受付中の広告がでていました。レザーシートや高輝度塗装19インタアルミホイールなど計8つの特別装備がついて、新開発2.5Lガソリン車が275.625万円、2.2Lディーゼル車が313.425万円となっています。2.2Lディーゼル車で55万4250円高となっていますから、かなり強気な値段となっています。かつての、初代FFファミリアハッチバツクの限定車「スポルト・ヨーロッパ」を彷彿する特別限定車ですが、果たして売れるのでしょうか(他のCX−5と差をつけてあるので、すぐ売れるような気もしますが)。
残念なことですが、多少は新型アクセラの装備を付加しても(下のクラスの装備をフラッグシップカーが装備するという屈辱はあるものの)、上記のCX−5の特別限定車のようにあまりもうけ主義を出さず、かつての7代目スカイラインハードトップクーペ
GTS−Rのように、アテンザクーペを投入・発売し(それはすでに決定とのことですが)、歴史に残るスポーティカー(できればスポーツカー)に、MC後の3代目GJアテンザがなってほしく思います。そして、全体として、MCアテンザが大きく成功することを祈ります。
CARDRIVEGOGOさん同様、GJ系アテンザの『息を吹き返し』(アテンザクーペの発売・成功を含む)に大いに期待するものです。