2013年03月21日

2代目アテンザと世界の名車をガチで比べちゃいました・・・

  前回は本当にカッコいい「4シーターの3BOXカーでハードトップのもの」という条件で、現行と中古車が十分にあるものから20台を選ばせていただきました。どれも「スペシャリティカー」としてのオーラに溢れていて、簡単に言ってしまうと「自分がほしいクルマ」です。価格設定も新車・中古で300〜600万円程度で買えるクルマに限定しました。ベントレーやらアストンマーティンやら出てきてもわけわかんないですし・・・。ただ個人的に自信を持って外したのが、ポルシェパナメーラ・シボレーカマーロ・フォードマスタング・アルファ166・メルセデスCLSあたりです。これらは存在感があるのは確かですが、どこか文化的に日本に馴染んでいない気がします。カマーロ・マスタング・166はデザインが過激過ぎるし、パナメーラやCLSは中国向けに作られたクルマなのかな?という気がします。

   東              西
E63BMW6クーペ    横綱  マセラティGT
日産R35GT-R      大関  8J アウディTT
GHアテンザセダン    関脇  プジョークーペ407
F13BMW6クーペ    小結  アルファブレラ
ジャガーXF       前頭1  アルファ159
F06BMW6グランクーペ 前頭2 アウディA5スポーツバック
マツダRX-8       前頭3 CP3ホンダインスパイア
GJアテンザセダン    前頭4 アウディA5
Z30トヨタソアラ    前頭5 VC36スカイラインクーペ
レクサスSC       前頭6 KB2ホンダレジェンド
  

  西関脇のプジョークーペ407はミドルサイズFFクーペという日本に馴染みの無い設定だったのですが、デザインの良さから日本でもすぐにヒットしました。経済危機さえなければ、現在も大人気車種として販売継続されていたと思います。このクルマはフロントがやや個性的(好き嫌いがある)ですが、リアのデザインは秀逸でさすがはフランス車です。FFなので車内も広くて、プライベートで乗るクルマとしての理想的なスタイルをしています。日本ではアコードやアルティマ(ティアナ)のクーペが発売されていないので、余計にこのクルマの希少性が引き立ちます。

  現行BMW6は先代の持っていた格調はやや薄れてしまい、5シリーズに近くなってしまった部分もあります。しかしさすがはBMWで何が期待されているかはよくわかっていて、リアのデザインの良さは健在でスペシャリティカーとしての存在感は相変わらず高いです。「ふんわり」としたフランス車的なラグジュアリーカーの趣を持っていた先代に対し、このクルマは北米を強く意識した低重心でソリッドなスポーツカーの要素が強くなっています。次期BMW6はトヨタにOEMで供給されると噂されていますが、たしかに「80スープラ」のポジションに近くなってきた印象です。

  アルファブレラはアルファロメオが全力を挙げて完成させたものすごくコストパフォーマンスに優れるクルマです。比較的に低価格にも関わらず4輪DWBなど豪華な仕様なのですが、そのコストが仇となり生産終了になってしまいました。リアデザインはとてもキレイな円形をしているのですが、これがポルシェとは大違いでイタリアブランドがドイツブランドにデザインの格の違いを見せつけたような格好です(好き嫌いはありますが)。

  ジャガーXFは2代目アテンザをさらに上質にしたテイストのデザインで、4ドアクーペ調のセダンではもっともまとまったスタイルを実現していると思います。ジャガーブランドの上級グレードに当たるXJと比べても日本人好みのキレイなデザインに仕上がっていて、特にリアのデザインはジャガー史上最高の出来だと思います。

  アルファ159はアルファブレラと同じ設計のセダンでこちらも新車価格が400万円(本体)程度にしては装備が盛りだくさんで、ブレラも同じ仕様ですが、内装のインパネ周りのデザインは他の国内外のライバル車を見渡しても最高の出来です。フロントデザインはベントレーのような洗練された独自の世界観(好き嫌いはあるが)があり、リアも削り出したような惚れ惚れする質感で上位のクルマ達にひけを取っていません。このクルマの唯一の弱点(?)は全長が詰めてあるのでサイドからのシルエットがやや伸びやかさを欠いていることかなと思います。アルファロメオのスポーティさと言われればその通りなんですが、そこのところが上位のクルマとの差ではあります。
   次回に続く

↓リアデザインを求めると輸入車に走る気持ちもよく分かります。とくにフランス車・イタリア車のレベルの高さは脅威的です。これにドイツ製のDCTとBMWエンジンが載って300万円みたいなクルマが続々と登場しそうですね。

posted by cardrivegogo at 06:47| Comment(2) | GHアテンザ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
アテンザは相当にカッコ悪い車だと思います。全然マツダらしくないし、車高が高すぎで、フロントグリルもヘッドライトの形もダサすぎます。90年代のマツダ車は素晴らしかったけど、今は見るべきところゼロです。昔は車種ごとに独自なフィーリングがあったんですけどね、今はみんなトンガっててごつすぎます。局面のまろやかさがまるでない。またrx-7FDやMS-9,ユーノス800のような美しい車を作って欲しいですね。
Posted by 良日雄 at 2015年10月25日 18:56
まあ・・・そうですかね。
車高高すぎ?昔のクルマと比べても意味が・・・。
初代も二代目もまだまだ現役でいけるデザインだと
おもいますけどね。
FDのデザイナーが手掛けたGHアテンザですし。
後期セダン・ホワイトなら
MS9やユーノス800、ミレーニアなんて・・・。
調子に乗ってすみませんでした。
Posted by CARDRIVEGOGO at 2015年10月25日 23:49
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