2013年03月09日

アテンザがクラウンを超えるためには・・・

  登録車の販売には煩雑な手続きが付いてくるので、どうしても新車購入は既存のディーラーで買わなければならないこともあって、そこでどうしてもトヨタの営業力によって他のメーカーとは大きく差がついてしまう。トヨタの販売店に言わせれば三菱・マツダ・スバルのクルマをトヨタが売ればほとんどが大ヒット間違い無しだそうだ。もしアテンザをトヨタが売ったら、果たして1ヶ月で25000台(新型クラウンの実績)以上売ることができたか?

  ここはアテンザをトヨタが売ったならその2倍は売れたと言いたいところですが、現実はマツダの1ヶ月1万台よりいくらか多いかくらいだったと思います。マツダは今回のアテンザの発売に関しては、モデルカー発表からプロモーションまでかなり理想的な展開だったのは事実で、その結果として破格の成功ともいえる1ヶ月1万台だと思います。現実にクラウンより良いクルマか?というといろいろな点で差がつけられていて、実質的な100万円の差も妥当なところと言えます。例えばアテンザはあれだけ室内が広いのに後席にエアコンがなかったりします(冬の後席は暖まるのに時間がかかります)。

  実際に比較してみると他にもいろいろ違うのですが、何だかんだでクラウンとアテンザでは差があります。年配のユーザーにとっては、乗り心地・シートの作り・インパネの作りの質感だけで勝負が付いてしまいます。アテンザ(マツダ)のハンドリングは確かにFF車としてはずば抜けているけど、クラウンと比べればそれは好みの問題になってきて優位かどうかは人それぞれだと思う。デザインに関してはアテンザの方が評価は高いとは思うが、これも人それぞれと言える。自分を含めアテンザのファンは「クラウン越え」を夢見ましたが、それはあくまで「デザイン」と「加速」に秀でたとんがったクルマとしての魅力であり、「高級サルーン」としての完成度は、クラウンやドイツ車と比べるとまだまだ頼りないです。

  アテンザはとんがったクルマとして人々の心に刺さっただけであり(刺さることも大事ですが)、今後のMCなどでクルマの完成度を高めていかないと、「変なクルマ」として急速に忘れ去られていくかもしれません(その可能性も結構高いと思います)。マツダではなくトヨタがアテンザを売ったら、シートベルトがうまく閉まらないなどの苦情を抱え「失敗作」と評されるクルマかもしれません。マツダの欧州での評価は確かに本物ですが、一流ブランドのクルマを蹴散らすほどの実力はまだまだないと思います。このマツダ旋風が失速しないうちにブランドを確立する決定的なクルマへと発展させる必要があります(できれば2代目の後期モデルの延長にあるクルマが見たかったですね・・・)。


↓マツダの技術本って堅いですね・・・。日産の本に多いですが「楽しくて、すごいなあ」という一冊に巡り会いたいです。


  
posted by cardrivegogo at 03:44| Comment(0) | GJアテンザ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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