2013年03月07日

アテンザとインプレッサ

  アテンザとクラウンの受注は順調ですが、大ヒットと言えるがアテンザは日本向け生産台数を押さえているようだ(月1500台程度)。CX-5に関しては最大で月5000台まで増産していたので、これに比べるとだいぶ少ない気がする。そのせいか、マツダの国内出荷台数は昨年と比べて大きく伸びていない(むしろ減っている)。トヨタにしてもクラウンの受注は想定以上だったようで、同じく昨年同月比でわずかに下げている。トヨタとマツダの影で実は絶好調なのがスバルだ。前年同月比70%増というのはもはや「異常事態」といえる。そのスバルの躍進を引っ張っているのがインプレッサの販売で、このクルマはいまやコンパクトカーに押されて絶滅寸前と言われていたCセグの状況を大きく変える存在になりつつある。

  アテンザは「セダン」の救世主とマツダは自称しているが、まだインプレッサほどに結果をだしたとは言えないですね。マツダにしてもスバルにしても日本の自動車技術の高さを世界に発信している「優良メーカー」として、高品質なクルマが欲しいという「日本の新たなニーズ」に応えたクルマづくりで波に乗っていますが、どちらがより主導権を握っていけるか?それが「アテンザ VS インプレッサ」という形で争われていると思います。マツダはDセグに、スバルはCセグに注力していますが今のところはインプレッサが優勢です。

  インプレッサは現行ではとくにハッチバックのデザインがよく出来ていると思います。マツダのアクセラは残念ながらモデル末期ということもあってデザインでは完敗しています(次期アクセラはきっちり巻き返してくるでしょうが・・・)。ホンダとスバルは塗装が悪いとか以前は言われていたようですが、もはや「スバルはブルー」ではなく、メタリックやブラックの色使いが絶妙で、駐車場で見かけるとカッコいいですね。さらにハンドリングや軽量の水平対抗エンジンだったりで、ドライビングフィールには輸入車にも負けない味がありますし、2L車となると底値じゃないかという価格設定も光ります(まあ売れて当然の内容です)。

  新型アテンザもDセグセダンの中では圧倒的なボリュームの機能(オプションでお金取れるもの)を惜しげも無く標準装備していて、4700mm以上のセダンとなれば抜群のコストパフォーマンスなんですが、このインプレッサと比べたらどうか?ということがちょっと引っかかりますね。ガソリン2Lの20Sでも乗り出しで300万円ほどになるので、インプレッサとは50万円ほどの差があります。アテンザの方がスタイリングは一般的に優れていると思いますが、かといってインプレッサのデザインが悪いというわけでもなく、どちらも一定の水準はしっかりクリアしていて、日本車では抜群のエクステリアを持っています(どちらもデートカーでOKです)。アテンザにとってはインプレッサは「目の上のたんこぶ」でしょうか・・・。結論としてはアテンザのコンセプト負けかな(インプにどうしても喰われちゃいますね・・・)

↓アテンザ(マツダ)のファンはこのマンガの主人公・古田織部のような「造形美」大好きな人が多そうですね・・・。
「初代は削りだしたような力強さがあり、二代目はふうぁ〜っとしたしなやかさがあり、新型は・・・」




  
posted by cardrivegogo at 23:03| Comment(0) | スバル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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