2013年02月09日

アテンザクーペは必要か?

  アテンザクーペは作られることは決まっているらしい、ディーラーで聞いたので間違いないと思います。ただ日本で発売されるかどうかが微妙だそうです。並行輸入は可能ですが、右ハンドルモデルが作られるかどうかわからないです。ただオーストラリアやニュージーランドといった右ハンドルの国でマツダ車の人気が高まっているので、ここは一気に作ってしまった方がいいのではないかと思います。メルセデスやBMWの右ハンドル車は南アフリカ生産車が多いせいで、日本生産のマツダはイメージが良いらしく人気が上がっているようです。また右ハンドル市場は米・独の高級車が参入しなかったり(キャデラックATSは売る気あるのか?)、ホンダのアキュラも当面は左ハンドル国のみの展開のようなので、かなりライバルが手薄でマツダにとっては絶好のチャンスだと思います(そんなに市場は大きくないですが)。欧州全体で11万台/年なのに、豪州のみで10万台/年という実績は「右ハンドルの帝王」マツダらしいですね。

  豪州メーカーのホールデン(豪州GM)は、イギリスのボクスホール(英国GM)にVXR8という大型セダンをOEMしていて、これがあのトップ・ギアにもウケていて人気が出ているらしい。MAZDA6(アテンザ)と並んで「右ハンドル」セダンのクオリティの良さがイギリスで人気のようです。マツダもここは負けずにディーゼルターボのクーペを右ハンドル国へ一気に展開して「帝王」の座を守らないとシェアを奪われるかも知れません。ちなみにボクスホールVXR8はトップ・ギアが出している「Fastest Car 100」という図鑑に載っています。日本車はトヨタ2(LFA・IS-F)、ホンダ2(シビックtype-R、NSX)、日産(GT-R)、三菱(エボX)、スバル(WRX)の7台のみです。マツダもアテンザもルマン参戦などでイメージの再構築を図ってはいますが・・・。

  モータースポーツもいいですが、市販車の性能の高さでも勝負してほしいですね。日本では「そんなの必要か?」と思われているレクサスのLFAやIS-Fがわざわざ作られているのは、欧州販売にはこういうモデルが必要だからです(実際、LFAやIS-Fが出た後からマツダは欧州シェアでトヨタに負けるようになりました)。そのためにもアテンザクーペにスペシャルエンジン積んで、マツダの自社製スポーツミッションと専用サス設計を盛り込んで発売して新しいマツダの「力強い」イメージを作り上げるべきだなと感じます。新型アテンザのセダン・ワゴンのストラットサスに不満な初代・先代のアテンザファンは喜んで買うと思いますよ。



posted by cardrivegogo at 11:46| Comment(0) | マツダの戦略 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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