2013年02月07日

マツダの決算発表「CX-5牽引」「アテンザ高評価」

  マツダの第3四半期決算発表がありました。さすがは絶好調だけあって、余裕な感じがびしびし伝わってきました(まずいな〜)。内容としては以下のものです。

「数年の内に世界販売を年170万台まで拡大する」
ホンダ(300万→600万台)よりは現実的な数字です。BMWグループ(年150万台)を明らかにターゲットにしているようです。

「国内生産は年85万台を維持する」
年産170万台が目標なら台数ベースできっちり5割ですね。価格ベースなら7割くらいか?マツダが日本で愛される理由というかアイデンティティになってます。トヨタが300万台でマツダが85万台あとは軽自動車メーカー頼みという状況に突き進んでいるのですが、日本経済やや心配です。

「CX-5の販売好調と円高是正局面のおかげで上方修正」
欧州・ロシア・北米問わず売れているようです。でもこれが売れなくなったらどうする?日産の新型デュアリス(キャッシュカイ)に勝てるのか?

「新型MAZDA6(アテンザ)は早くもドイツの大手カーメディアで期待度NO.1をゲット」
これは初代アテンザが築き上げた遺産ですね。このクルマは先代モデルからすでにドイツで全車種で顧客満足度2位という輝かしい実績があります。ミドルクラスの日本車としては異例の成功を収めているのですが、それはあくまで「フォード」の看板背負って売っていた頃(2010年まで)の話だったりします。新型アテンザが同様に通用するかはまだ不明(たぶん成功してくれると思うが・・・)

「MAZDA3(アクセラ)は豪州で全車種売上NO.1をゲット」
日本では教習車の定番になってしまったので、早くFMC(今年9月予定)してほしいなと思っている人は多いですね。アテンザを断念して「鼓動」デザインのアクセラ待ちの人もけっこういると思います。

「豪州で全て輸入車の外国ブランドとしては異例の年間10万台を達成」
全車が日本から輸出というわけではないです。けどもいろいろな国で評価されることは素晴らしいことです。

「12月度の北米実績は日本の他社に遅れをとったが、1月度の売上は新記録?達成」
かなり手応えを感じているようでした。しかし販売基盤が弱そうですね、アメリカメーカーもPHVとか普通に出してきているので、それらに囲まれたとき何を売りにするのか?BBCの報道によると「マツダはアメリカに本気でディーゼルを売りにいく(だから欧州メーカーも続け?)」のだとか。ルマン24hレース向けの新型アテンザの写真も出てましたよ。

「スカイアクティブ車の割合を数年の内に80%まで拡大(スカイ車は利益率に貢献)」
デミオやアクセラに設定していてやや高価格になるので、両車ともに日本ではお買い得感がいまいちな気がします。

  なんかまるで日本ナンバー1のメーカーのような口ぶりでしたね・・・。大手新聞社の記者(マツダのクルマなんか興味なさそう)の質問も鼻で笑うような感じだったです。けど「製造業=オワコン」みたいな態度の質問とかにブチ切れずに丁寧に応えていたのが印象的でした。
  
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posted by cardrivegogo at 06:04| Comment(0) | マツダへの雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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