2013年02月04日

次期スカイラインは「アテンザ無視」のようだ・・・

  新型インフィニティQ50(スカイライン)のデザインが公開されている。これを見る限り、今回の日産はマツダとトヨタが繰り広げる国産セダンの「デザイン革命」からだいぶ距離を置いているようだ。日産も日本市場でのスカイラインの不振を受けてデザインの大幅変更を加えてくるのかな〜と悠長に考えていましたが、その期待は裏切られてしまったようです。V36スカイラインのデザインの方がフェンダーの躍動感があって良かったとすら思ってしまいます。2代目アテンザとV36スカイラインは「セダンの冬の時代」の真っただ中に発売されて、フェンダーデザインから国産セダンのデザインを再構築をしてきた2台でした。スカイラインはアテンザからしたら(トヨタ以外の)「国産セダンサバイバル戦争」の「戦友」だと思っていたのに、どうやら今回はアメリカへ高飛びするようです・・・。

  新しいスカイラインは内装に特にこだわっていて、その方向性はまさに・・・ヒュンダイ「ジェネシス」との全面対決(@北米and中国)へと向かっているようです。外装デザインはトヨタカムリやホンダアコードのような北米を意識した大味な作りになってますね。このデザインで日本市場でドイツセダンに対抗できるなら苦労はないですね、日産にとって日本市場はもう全然計算に入ってないと思います。どっかの若手経営者が(ドイツ車ではなく)スカイラインに乗っていてポリシーがあると称賛されてましたが、そういう美談もなくなってしまいそうですね(V36クーペならBMWに匹敵する魅力があったんですけどね・・・)。この様子だと来年発売予定のクーペも期待できないかもしれないですね。日産のセダン(シーマ・フーガ・ティアナ)は海外市場を意識しすぎていて、日本というアイデンティティをもはや背負っていないです。今後、もっと世界市場に出てくるであろう韓国・中国やマレーシア、タイなどのセダンの中に埋もれていきそうなデザインだと思います(スバルのレガシィも同じです)。去年、日本市場から撤退したホンダのレジェンド・インスパイアの方がよっぽど愛着が湧くデザインだったと思います。

  今後、ドイツ車に乗りたくないけどカッコいいセダンが欲しい人の選択肢はかなり狭くなってしまいました。トヨタとマツダが嫌いだったらもうゲームオーバーです。シトロエンC5にでも乗っておけって感じでしょうか(フランスセダンはクラウンより安くてお買い得になっています・・・)。ドイツからはまたまた強力なセダンがやって来るようです。メルセデスCLAはCクラスのちょっとダサいところを上手く修正してますね(しかもクラウンより安い設定らしい)。BMW4シリーズクーペは日本市場をもろにターゲットにしてますね。スカクー・ISクーペ・アテンザクーペ(発売未定)の「国内三大クーペ」が激突する来年より一足早い年内の発売だそうです。従来のやや粗雑な3シリーズクーペのデザイン上の弱点を改良していてかなり手強そうです。
posted by cardrivegogo at 06:17| Comment(0) | 日産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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