マツダのクルマに対する姿勢というのはその時代その時代で変化が見られます。その変化を端的に感じられるのがアテンザの燃費です。2代目アテンザははっきり言って2LのNAとしては燃費が悪い方になると思います。自分の乗り方にも問題があるのかもしれませんが、平均車速33kmで10km/L程度です。正直、買う前はもっと燃費はいいと思っていました。高速なら15km/Lくらいで走りますが、ちょっと急いでしまうとすぐ12km/Lくらいに下がります。ただこの燃費が改善されることでトレードオフの関係で乗り心地が逆に悪くなるのだったらこのままでいいと思います。2代目アテンザはノーマルでは2.5Lのセダンの乗り味が特にすぐれています。試乗車の乗り心地はとても良かったです。もしかしたら試乗用に特別な足回りとタイヤを使っていたのかもしれません。2Lはちょっと固いです。保証が切れたらショックとタイヤを交換しようかなと考えています。
レクサスHSがMCだそうで、フロントデザインの大幅変更とヤマハが二輪サスペンションの技術をもとにつくった新型のサスペンションが搭載されました。レクサスなのに前輪にストラットを装備しているHSはこれで固いサスのようなハンドリングと安定性を実現させつつ、トヨタの誇る乗り心地をも維持しているとか。これまでこのクルマにはデザインからなにから全く興味がなかったのですが、なんかとても良くなった気がします。さらに新型クラウンHVやカムリHVより出力も燃費も劣る旧式の2.5L+HVのシステムをわざと乗せ変えないのもポイントかもしれません。出力・燃費は劣るかもしれないが、パワーの出かたによる乗り心地の悪化を懸念しているのでは?と思うのです。こればかりは乗ってみないと判りませんが、トヨタとしては同じ排気量のエンジンを2種類つくるメリットって本来ないですよね。
新型アテンザも前輪サスの変更と大径ホイール装着に加え、アイドリングストップや燃費改善でトータルでの乗り心地の悪化が伝えられていて、その辺りが一番のマイナス評価なのですが、マツダもこのHSと同じようなシステムを導入して、二代目アテンザを超えてセダンとしての新たな価値をつくり出してほしいですね。こちらもMCに大いに期待したいです。
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