2016年08月15日

アクセラ と ジュリア の対比・否・対峙。

アクセラ買うならコレだろ!と思う2L自然吸気のグレードがあっさり廃止になっちゃいました。もう世界的に2L自然吸気というエンジンが使われなくなってきたというのもあるんでしょうけど、これでアクセラは買うグレードが無くなった!と嘆いている人もいるのでは。もっともスカイアクティブになってからの2L自然吸気は、以前の軽快な噴け上がりが自慢のマツダエンジンとは毛色が違って少々かったるいので、試乗してみてやめたという人もいるようですが・・・。

2013年に発売されたアクセラですが、グローバルでは年産40万台という一級品。しかも新興国向けのコンパクトカーではなく、欧州全域で売るCセグ(中型)としてその数字を叩き出して、WCOTYも堂々と最終ノミネートを果たしています。これほどの輝かしい実績ですから、それこそ日本でもプリウスを販売面で脅かす存在になるのでは?という期待もありました。かつてはファミリアがカローラを打ち破ったこともあるくらいですから、マツダもその再現を狙ったはずですが・・・結果は案外。

なんで日本では売れなかったのか(大ヒットしなかったのか)? 最近無視できないくらいに囁かれているのが、マツダの販売店の態度が悪い!という話です。たしかにお世話になっているディーラーもちょっと強面なところがあります。私は100%クルマで選ぶ派なので、店員の態度は全く評価に入ってないのですけども、たしかに「態度が悪い」と受け取られても仕方がないのかも。もういっそのことアマゾンで販売したらどうですかね。MTモデルなんかは経験者向けですから、ネットでも十分に売れそうですけどね。

3代目になってアクセラの『欧州の最前線』といったイメージが飽きられてきた感もあります。「欧州で売れているからって何なの?」「日本に入ってくる欧州ブランドはダメダメなクルマが多くないか?」・・・全体的に欧州のイメージそのものが危うくなっているのに、欧州でプレーする長友さんを起用してますね。アベンシス(トヨタ)だってスプラッシュ(スズキ)だって欧州を前面に出したところで全く売れてなかった。欧州だから!といって何でも有り難がる輩もいるかもしれないですが、それを見ていて痛々しく感じる人々もそれ以上に多いってことかもしれないです。

10年以上前に大学の一般教養の授業で、欧州は「質実剛健」みたいなステレオタイプを押しつけられました。何言ってんだコイツは?という怪訝な表情が先生に伝わってしまったようで、講義の最後に感想を求められました。「オランダの生活にスゴく興味あります。若者はマリファナを楽しみ、サッカー場で暴徒化して、移民とかボコボコにする・・・そういう自己責任な社会だからこそ『質』に価値が生まれるんだと思います」みたいなことを口から出任せに言い放ちました。となりに座っていてちょっと仲良くなっていた女の子が思わずポカン!

何が言いたいかというと、『欧州』という切り口でも、この先生のように極度に『美化&固定化』する傾向にある輩もいれば、日本よりも人間の感覚が研ぎ澄まされている部分に敏感に反応し・・・それは常に新しい姿へと変節しますけども、その文明の最先端で爆発する『生命力』に魅力を感じる輩もいます。ちょっと厳しい言い方をすると、3代目アクセラにはマツダの『観念』(=欧州コンプ)が乗っかり過ぎてしまって、それが『美化&固定化』へと作用してしまったように思います。

前任のヴァンデンアッカーはマツダデザインに「日本らしさ」を組み込もうとした痕が随所に見られます。欧州は『北斎』も『伊万里』も大好きだ!そういう「オリエンタリズム」への感性は、日本人よりオランダ人の方が研ぎ澄まされてたんじゃないですかね。アテンザ、アクセラ、デミオは初代から欧州で売れに売れました。欧州にとっては異文化で生まれた類希なるグッドデザインとしてウケた。けど『魂動』になって欧州では主力3車が案外伸びない。中国ではバカ売れですけど欧州で大きく伸びているのは、主力3モデルではなくロードスターとCX3。

マツダがいくらオリジナルを主張したところで、アウディだかメルセデスだかと見分けが付きにくいデザインに『固定化』したことが仇になったんじゃないでしょうか・・・。日本メーカーがあざとく欧州ブランドのデザインをパクる。こんな小手先で俺たちが喜ぶとでも思っているのか!?・・・と思ったかどうかはわかりませんが、販売実績はそれを示してはいます。

アルファロメオの新型車ジュリアは一目見てユニークな顔つきをしています。なんじゃこりゃ?ふーんこれが欧州を走るようになるのか?欧州の伝統ブランドですから、面と向かってダサいというメディアはないですけども(実際にダサくはない)、素人ブログでは『ダサくねーか?』という短絡的な意見が噴出してます。確かになんだかトヨタの新型プリウスと同じ匂いがしますよ。そして好みの問題もあるでしょう。それでも決して『守り』には入ってない。欧州のGTセダンの最先端に飛び出す覚悟は十分に感じます。

一方でらしくないのはインフィニティQ60。Q50が大人しいと言われたときに『クーペは冒険する』と担当者が言っていたそうですが、全然冒険してません。せいぜい散歩だな・・・。ちょっと前に登場したジャガーXEもまたBMW3erの分身みたいなスタイリングでした。これも典型的な『固定化』志向ですね。イアン=カラムの歴代デザインってそういうのが多いな〜。センスはいいけどオリジナリティは無い。

一方でアルファロメオを統括する気鋭のアレッサンドロ=マッコリーニにとっては一世一代の大舞台ですが、当人によるとジュリアにはあの名車アルファ156のようなサクセスストーリーを夢見ているらしいです。デザインに関するスタンスも全く同じで、ターゲットとなるBMW3erのサイズの中でアルファロメオを最大限に表現する。E46をターゲットにした156に対して、F30を狙うジュリア。いちいちBMW3erに似てるとかムダな指摘しているアホ(カーメディア&素人)は黙ってろ!

アルファ156といえばアルファロメオの先輩デザイナーであるワルター・デ・シルバの大出世作です。その後デ・シルバはVWグループにヘッドハンティングされ、アウディ、セアト、VWのチーフを歴任します。つーか今のBMWもメルセデスもデ・シルバ就任で大きく意匠が変わったアウディのデザインが底流に流れているのは誰の目にも明らかですよねー。何も考えずに元アルファロメオと元日産(和田智)のデザイナーが起こしたビジョンに乗っかってるだけだっからさ・・・。失礼ですがBMWやメルセデスにオリジナリティなんてほとんど無い。

ちょっと不遜かもしれないですけど、世界のデザインはアルファロメオ、日産、マツダの3メーカー出身のデザイナーによって今のところは主導されてきたわけです。ジウジアーロ無きあと、この3メーカーが常に一般人の想像を越えた『創造性』を発揮し続けてくれてこそ、我々の退屈しないカーライフがもたらされると断言してもいいでしょう(笑)。

その流れ(宿命)の中で3代目アクセラのデザインはどうだったのでしょうか?アルファロメオ(ジュリエッタ)を変に意識してませんか? アクセラが停まっている!そう気づかせてくれたのがアルファロメオ・ジュリアでしたね・・・。それでも『デザインの巨塔』マツダですから、NDロードスターのデザインWCOTY受賞とともに中山雅というホープが現れます。

この人は何やらテレビとかで見かける機会も多くなってきました。さわやかで話し方からも明晰な頭脳の持ち主なんだと伝わってきますが、うーんどうなんでしょうか?ホンダが北米から呼び戻した南俊叙(みなみ・としのぶ)というデザイナーの持つ『眼力』と比べるとちょっと弱々しい感じが・・・。この人が統括するようになってヴェゼル、シビック、アコード(後期)と『洗練&ガンダム』路線で良質なデザインを連発しています。このままホンダが世界で快進撃を続ければ、BMWの次期型は『腎臓&ガンダム』になるのかな(笑)。
もうすでに3er&4erのフロントには『腎臓&ガンダム』が取り入れられているという説も・・・。

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↓マツダネタは無いですが、BMW3erがなぜかボロクソに・・・ちょっと笑える。

posted by cardrivegogo at 13:27| Comment(0) | アクセラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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