2018年10月05日

次世代MAZDAに関する「3つの謎」




現行エンジンは10年で全て廃止!?

  2030年までに全てのマツダ車は電動化技術が使われるようになるそうだ。2030年にマツダから販売される全てのモデルは、マイルドHV(ガソリン/ディーゼル/SPCCI)、PHV、ピュアEV、発電用ロータリー搭載EVの6種類のユニットに「絞られる」らしい。全然絞られていない・・・むしろ種類が増えている。ちょっとビックリなのは、現在日本で市販されるマツダの電動車両はアクセラHVだけだけども、THS搭載車もどうやら想定されていないようで、現行のマツダ車に使っているパワートレーンはあと10年そこいらで全て姿を消すことになる。「今のエンジンは10年後に全て無くなります!!」と宣言しているメーカーが他にあるだろうか・・・。


スゲー数字をぶち上げている

  もう全てMAZDAから発表されたことばかりだけども、2019年から第二世代スカイアクティブに切り替わり、それに向けて新しいプラットフォームが「2つ」開発されている。CX-3やアクセラを担当する「小型プラットフォーム」で120万台/年、CX-5やCX-8を担当する「上級プラットフォーム」で80万台/年、合計で200万台/年の販売を見込んでいるらしい。もはやどこのメーカーにとっても日本&欧州の成長は「誤差」のレベルで、それ以外の市場にはマツダの価格では参入こそできるもののシェアを伸ばしづらいから、大雑把に言ってしまうと、目標達成のためには、あと5年かそこいらで、まとまった販売台数が稼げる中国とアメリカで主力モデルがそれぞれ2倍前後売れる必要があります。


3つの謎が残る

  マツダが目標を達成してくれることを願ってますけども、これから日本で販売されるMAZDA車は、果たしてどんな「味わい」になるのだろうか!?一抹の不安はあります。マツダのここ数年の公式発表を突き合わせて、ある程度のラインナップの予想は立てられるのですが、それでもまだ根本的な「3つ」の大きな疑問が残ります。まだマツダの公式文書からはハッキリと確認ができないことなのですが、
「上級プラットフォームはFRなのか!?」
「アテンザ、デミオ廃止でSUV屋に転向するのか!?」
「ロードスターはEV&ロータリージェネレーターになるのか!?」
これらのかなり切実な疑問が・・・いよいよアテンザブログが書けなくなる!?


だんだんハッキリしてきたが・・・

  3月くらいの投資家説明会で、プラットフォームを適正に2つに分割して合計で200万台規模のグローバル販売を目指すと宣言していたけども、そこには『上位プラットフォームをFR化する』とは、一切明言されていない。もし決まっているなら宣言する!? あくまでCX-3を主体とする小型グループと、CX-5/CX-8を主体とする上級グループに大別すると書いてあるだけだ。この次世代プラットフォームを使ったアクセラは発売間近なので、アクセラの存続は間違いないだろうが、ちょっと気になるのはデミオやアテンザの名称もそこには書かれていないこと。どちらも10万台で頭打ちになっている(MAZDAにとっては不良債権!?)。2019年になれば次世代プロジェクトが次々と製品化していくから、全貌が明らかになるまでMAZDA経営の『謎解き』を楽しんでください!!適度に盛り上がるような情報はコンスタントにティザーしますよー・・・ってことなんだろうけど、すでにMAZDAの中ではある種の意思決定がされているのだろうか!?アテンザ打ち切り!?乗用車の時代は終わり・・・!?フォードとの提携が長く続いたため北米に拠点が少ないマツダは、アメリカ販売を5年以内に40万台にする目標を立てて販売拠点を確保するらしい。ちなみに現在は25〜30万台程度だが、トヨタや日産以上にフリート販売に頼っているためかなり薄利らしい・・・。


電動化の一つがトリプルチャージャー

  「上級プラットフォームのFR化」の噂は、マツダが縦置きエンジン用のトリプルチャージャーに関する特許が出されていることから報道が相次いだ。マツダがFR!?これは寝耳に水だ!!って感じだった。トリプルチャージャーの一つが電動ターボであり、スバル、スズキ、日産(セレナ)、メルセデス、アウディで採用が広がっているISGとかいうマイルドハイブリッドシステムであり、これも「電動車」にカウントされるので2030年以降も販売が継続されている可能性が高いです。おそらくオッサンカーメディアがそのうちに書き立てるでしょうけども、メルセデスやアウディはリッチなので48V電動モーターとターボチャージャーでリッチな加速が楽しめるけど、マツダは12V電動モーターとスーパーチャージャー&ターボチャージャーでビンボー臭い。ドイツメーカーの古いタイプの技術(旧メルセデスHV、VWツインチャージャー)を2019年になって新技術として出している!!とか・・・書かれちゃいそうな状況ではあります。


それって・・・ボルボ!?トヨタ!?

  ちょっと話がズレましたが、縦置きユニットのトリプルチャージャーをどのクルマに使うのか!?それが次世代の上級プラットフォームなのか!?そこのところがハッキリしないです。ここでグダグダ論じたところで何がわかるわけではないですけども、「トリプルチャージャー」と聞いて連想するのは、ボルボ&吉利汽車の「T6」「T8」ユニットでしょうか。VWの1.4Lが十分にコスト吸収できずにフェードアウトしちゃいましtが、ターボ&スーパーチャージャーの「ツインチャージャー」はVWのイメージアップに貢献した。これはなんとか存続すべき!?だった様で、ボルボ&吉利汽車は、ツインチャージャーに、さらにPHVシステムを追加搭載して「トリプルチャージャー」として販売しています。しかも!!マツダが構想している「上級プラットフォーム」と同じセグメントをカバーする、フロントにDWBを配したFFベースの上級シャシーを使う全てのモデル(S/V/XC60とS/V/XC90)で採用しています。これがボルボが考える最良のフラッグシップユニット!!直4だけどスゲー豪華でしょ!!これが未来の技術だよー!!ってことらしい・・・。


アテンザにトリプルチャージャーだと500万円以上!?

  ちなみにかつてのアテンザの兄弟車だった新型ボルボV60は、ターボ過給のみの「T5」(245ps)が手頃(?)な499万円なのに対して、トリプルチャージャー(PHV仕様)の「T6」が749万円、同じく「T8」が819万円とスゲー値段になっています。ちなみに「T6」がクラウンの直4HV版(497〜579万円)よりちょっとハイパワー(253ps+87ps)、「T8」がクラウンのV6-HV版(623〜718万円)とほぼ同じくらい(318ps+87ps)となっています(実力は十分ですね)。もし大方の予想通りに上級シャシーを使い、電動化技術としてSPCCI&トリプルチャージャーを搭載したアテンザが登場したら、これと同様の600〜800万円くらいの価格帯になるんでしょうか。ボルボのようなパワフルなPHVではなく、8psくらいの12V電動チャージャーならば、500万円以下に抑えられる!? 次期アテンザ発売が予想される2020年にはMAZDAもPHVを発売するので、V60の「T6」や「T8」に近いイメージのアテンザで登場しそうな気がする。ボルボと同じトヨタ系サプライヤーのバックアップで・・・。





FRのメリットは・・・!?

  さてマツダの上級プラットフォームはFRなのか!?それともFFのままなのか!?以前にも何度かテーマに出したけども、マツダのイメージを一気に押し上げるスーパースポーツを作ると決めたならば、もうFRをやるしかない。縦置きエンジンと縦置きミッションを一定以上の量産できなければ、おそらくカタログモデルとしての市販化は実現しないでしょう。限定モデルで2000万円のスーパースポーツってのもちょっと違う気がする。カタログモデルでリラックスして乗れるNSX、DB11、フェラーリ・ポルトフィーノなんかより安いのはちょっとカッコ悪い。カタログ市販化の成功例と言えば、日産ですけども、発売当初は777万円で今は1000万円になったGT-Rは、栃木の工場でFR車を一括して混流ライン生産していて、そのラインに載っけて生産しているから可能な価格らしい。この方法を真似して防府工場で栃木(上三川)を手本にして生産するのか!?生き残り戦略のためにスーパースポーツを作りたいから、ドル箱化しているCX-5、CX-8、CX-9も巻き添えにしてFR化しよう!!賭けよう!!ってことなのだろうか!?ついでにアテンザもFR化できるし、いざというときはさらに大きなサルーンも作ることができる(マツダの5.2m級サルーン!!??)。



BMWよりMAZDAの方が「できる子」ってことか!?

  仮にMAZDAの上級シャシーがFRだとして、400万円以上で売ることが想定されるモデルを80万台という数字の根拠はなんだろうか!?25000ドルのCX-5がなんとか北米で20万台超え(MAZDAでは最大数モデル)がやっと見えてきたところなのに、日本生産が前提の上級シャシー(マツダが明言)を80万台、トランプの関税政策をものともせずに売る!!というのだろうか!?ちなみに、BMWの2017年のグローバル実績はSUV6車種合計で約70万台。台数だけならCX-3/CX-4/CX-5の3車種だけで上回るけども、上級シャシーのCX-5/8/9とさらなるラインナップ追加(6?7?10?X?)だけで80万台を売り上げるとなると、とりあえずBMWの数字がリアルに参考になるのでは!? BMWでさえも来年以降は伸びるのか!?不透明ですけど、400万円以上のモデルだけで80万台ってことは、完全にBMWを超える!!と宣言したよーなものだ・・・マツダはそんな数字を投資家説明会で堂々と提示している。



いいクルマを作る!!そしてプラスアルファが求められる・・・・

  2012年にブログを開始した頃には400円だった株価が、2014年に3500円に高騰!!そして現在は1500円のまま。もう説明会から半年経っているけど市場では目立った反応はなかった。まあ実際にクルマが出てこないとね。投資先はいくらでもあるのだから・・・。とりあえず400万円以上のクルマで80万台、ブランド全体で200万台。これはもうBMWやメルセデスに喧嘩を売っています。メルセデスやBMWは小型モデル用のFFと中大型モデル用のFRの2つのプラットフォームを使い、2017年実績ではメルセデスが約230万台(スマート除く)、BMWが約208万台(MINI/ロールスロイス除く)なので、2017年166万台のMAZDAがこれら2つのブランドを駆逐して成長すると見込んでいるようです。メルセデスもBMWも中国市場でFFのAクラスや1シリーズを拡販して数字を作っているだけで、欧州、北米、日本では完全にマイナス(微減だけど)に転じていますが・・・。


ロードスターを50万台売ってみせろー!!

  「ピュアスポーツ」とメーカー自ら言い切っても、辛口ライターの誰もが全く文句を言わない!!それくらいに完成度が高いプレーンなスポーツカーとして受け入れられているマツダ・ロードスターは、あと10年そこいらで廃止もしくは全く違う駆動ユニットに変換される運命にあるようです。30年近い伝統と大いなる名声を得てきたMAZDAの看板モデルを、MAZDAの企業活動から完全に消去しちゃっていいものか!? 10年以内に「EVスポーツ」か「ISGハイブリッド・スポーツ」のどちらかに生態移植されるか、完全に廃止されるか・・・経営陣もいろいろ悩んでるのだろーけど。86は発売当初からしばらくは年産5万台くらいは達成していたし、ジムニーも同じかそれ以上の数字を出せそうだ。ジムニーと86に対抗して、ロードスターのノーマル版に加えてクロスオーバー版を作ってみたらどーだろ。パリダカールラリーとか走っちゃうポルシェ959みたいなロードスターAWDとか。北海道でも余裕で走ります!!みたいな・・・。









posted by cardrivegogo at 03:35| Comment(1) | マツダの技術について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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