2017年03月14日

マツダ と ジャガー イケメンはやっぱり売れる!?

  いよいよアメリカ市場で単月ではありますが、BMWを上回り長らく定位置だった12位からポジションを1つ上げたマツダです。2017年1月の実績は前年比10%増の21,698台だそうで、月に5000台を売り上げるグループの中で2ケタの伸びを見せたのは、マツダ、VW/アウディ、ジャガー/ランドローバーの3つだけ!!VW/アウディは「大事故からの回復」による部分が大きいので、マツダとJ&Lが今のアメリカのトレンドと言えそうです。つまり「かっこいい」は正義(2016のWCOTYデザイン賞はこの2陣営がファイナリスト3台を独占)。

  もしマツダがJ&Lを買収して傘下に収めたならば、10位のメルセデスを軽く追い越して、9位のVW/アウディに肉薄するところまでいきます。「東洋のジャガー」が本家を買収して、ロードスターの設計を使ってジャガー車を作り、名車「Eタイプ」をリバイバルしたらどうですかね?(実はジャガーはEタイプ復活プロジェクトをもう発動してますけど)。ロードスターとEタイプって見た目がなんとなく似てます。細部はハッキリと違うけども、雰囲気がよく似てる。しかしサイズはEタイプの方が400mmくらい長い。




  ジャガーEタイプの初代モデルは、車重1150kgで4.2L直列6気筒NA(269ps/5400rpm)。こんな車が東京オリンピックの年に発売されていたんですねー(RX7FD3Sの最終形に近いスペック!!)。2年後の1966年にBMW2002が2L直4ターボ(170ps/5800rpm)で登場します。さらに翌年の1967年に相次いで発売されたのが、トヨタ・2000GTの2L直6NA(150ps/6600rpm)とマツダ・コスモスポーツのロータリ491cc×2NA(110ps/7000rpm)。1969年のポルシェ911Sのスペックが2.2L水平対向6気筒NA(180ps/6500rpm)。まだまだ日独の自動車産業が英国・米国(1960年のコルベットC1が4.6L・V8NA・248ps/4000rpm)に圧倒されていた時分です。

  トヨタとBMWが手を組んでスポーツカーを作っていますが、マツダとジャガーも手を組んで対抗モデルを作ったらどうですかね。そして経営基盤を作り上げるためにもドル箱化しているSUVも一緒になって作ればいい。ランドローバーにとっては「ムカついて仕方ない」存在のポルシェ・カイエンを葬るためにも、飛び道具を持った相棒が欲しいはず。大型SUVの量販モデルを捌くには、やはり優秀なディーゼルエンジンがあったほうがいいでしょう。

  マツダとトヨタが協業を発表して間も無く、どっかのグループが米国でディーゼル疑獄事件を起こしてした影響からか、レクサスGSなんかに搭載される可能性のあったマツダ・ディーゼルが宙に浮いてしまいました。世界的にEセグセダンの販売が縮小していて、メルセデスEクラスなどは売り上げが最盛期の半分になっているそうですが、レクサスもGSを廃止する!?なんて噂まで出てきました。レクサスRX/NXには採用されるかもしれませんが、プレミアム市場の動きはかなり流動的です。発展著しいタイでは2016年にメルセデスとBMWが2万台も売れたそうですが、これは日本市場の約1/3に当たる数字で、GNI(国民総所得)で日本の1/10に満たないですし、しかも日本市場並みに日本メーカー占有率が高い東南アジアということを考えると驚異的な数字です。右ハンドル市場なのに!!

  レクサスは何をしているのか?マレーシアや中国に生産工場を持つメルセデス(同じく中国生産のBMW)に対して、日本とアメリカでしか生産していないレクサス・・・。輸送コストと関税戦略で完全に遅れをとっています。そもそも低価格プレミアム市場に対応できるボトムモデルがレクサスには無い!!インフィニティやアキュラは米国市場ですら存在感無いですから、「ブランド戦略」もへったくれもない・・・本国・日本で発売できないブランドが新興国で通用するわけがない!!何を誇るというのか!?

  やっぱり100年以上の歴史を誇り変わらぬブランド名で今も商売を続ける、メルセデスとBMWのブランド力はユーザーの気持ちに上手く火をつけるんでしょうね・・・。ドイツ以外のメーカーで対抗するならば、ジャガーとマツダじゃないですか? スバルはまだ歴史が浅いし、ホンダ、日産、トヨタはプレミアムブランドを作ってしまった時点で「ケチ」がついています(VWみたいなものですね)。

  マツダが専用設計スポーツカーを作り続けて今年で50周年。これは世界的に見てもとんでもないくらいの快挙です。総合自動車ブランドでこれを上回るスポーツカー制作の歴史を誇るのはジャガーとポルシェだけです。共に1948年に「XK120」と「356」というスポーツカーを発売し、2017年まで70年近い歴史を刻んでいます。VWやフォードの手厚い庇護があったとはいえ、この3ブランドだけが半世紀をサバイバルしてきました。

  トヨタやホンダもここ数年で、ブランド力の強化を目指して、再び専用設計スポーツカーを復活させてきました。メルセデスやBMWもいよいよブランド初となる専用設計スポーツカーが投入される見込みです。日本のカーメディアでは、これらの「にわか」ブランドの新しいスポーツカーが持て囃されることになるでしょうけど、「作り続けてきた」という圧倒的な価値を持つ3ブランドこそがもっともっと称賛されるべきだと思うのですよ。VWをケツ持ちにするポルシェは安泰ですが、基盤を持たないジャガーとマツダ・・・お互いに相通じるところもあるんじゃないでしょうか。

  SUVやスポーツカーの他には・・・やっぱりセダンですかね。ジャガーXEの先代格になるジャガーXタイプは、マツダが開発したカペラ用のシャシーを作って作られました。初代、2代目アテンザとは共通設計です。フロントサスは、高級ブランドのジャガーがストラットなのに、大衆ブランドのマツダがダブルウィッシュボーンを採用しているのが面白いです。同じシャシーを使っているのにXEは「ジャガーの面汚し」と批判され、アテンザは欧州で大成功しました。もうこのブログで何度も書いてますが、欧州を席巻していたE46系3erとアルファ156を撃ち落とす「東洋のジャガー」現れる!!というわけです。

  マツダとジャガーがこれからさらにブランドを長く維持するためにも、さらなる「神格化」を目指す必要があるんじゃないでしょうか? ジャガーはFタイプでポルシェ911に挑んでいますが、ポルシェの懐の深さの前に思うように成果が出ていません。新技術が大好きなポルシェですから、とにかく「手数」が多いです。918という完全に割り切った超速「電車」モデルを作ったかと思えば、911Rのような「逸品」が出てくる・・・。

  技術的なブレイクスルーという部分でジャガーは圧倒的に不利だと思います。「アルミ」「スーパーチャージャー」というトレードマークこそ確立しましたが、もっともっと欲しいはず!!相手はVWにアウディ、ランボルギーニ、プガティ、ベントレーまで幅広い協力体制が敷かれています。対抗するにはマツダとフィアット・クライスラー・グループを味方につける必要がありそう!!(味方が多いからいいクルマができるわけではないですけど)

  PSAがオペルを買収して、再び業界再編の動きが加速しそうですが、やや宙ぶらりんになっているマツダ、スズキ、ボルボなどがどこと提携するのか(一応全部トヨタ陣営?)。自らのブランドのカラーを濃くするか薄くするかは、どの相手を選ぶか?で決まるでしょうから、トヨタとくっつきすぎてやや意味不明なスバルみたいにならないよう・・・とは言っても現状のスバルは儲かってるみたいですね。


posted by cardrivegogo at 02:36| Comment(0) | マツダ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする