2017年03月23日

マツダの危うさ。SUV以外のラインナップはどうなる!?

  北米市場で最大手のGMグループがシボレーブランドから発売している「マリブ」。ボデーサイズは4922×1854×1465mmで車重は1586kg。フロントマスク以外はどことなくGJアテンザセダンに似ていてスタイリッシュ。しかも1.8Lハイブリッドや、1.5L&2Lターボなどパワーユニットも充実しているんですけども、ホンダ・アコードやトヨタ・カムリには遠く及ばないです。車両価格もアコードやカムリとほぼ同じなのに・・・。

  アメリカではGJアテンザサイズのセダンは、まだまだお金の無い若年層向けのクルマという先入観が根強いようで、アメリカを代表するシボレーブランドにおいてマリブは極めてスタンダードなクルマ。日本のトヨタブランドでいうところのカローラアクシオみたいな位置づけです。シボレーと言えば!!シルバラード(ピックアップ)、インパラ(大型セダン)、コルベット、カマーロ。これ以外のモデルは韓国、ドイツ、オーストラリアの子会社が作った偽GM車。

  カムリ、アコードの売れ行きが抜群で、旧型アテンザと同じシャシーを使っているフォード・フュージョンも大人気。さらに日産アルティマ(日本名ティアナ)やヒュンダイ・ソナタも販売台数が増加傾向!!そしてスバル・レガシィB4がバカ売れ!!ここにワールドデザインCOTYの看板を提げて北米に乗り込むGJアテンザとマツダ陣営にとっては鼻息が荒くなる2012年だったはず何ですが・・・。

  大統領選挙で北米が盛り上がる中で、もともと単一民族国家でもないアメリカに「ナショナリズム」が高揚してから、ホンダの売れ筋はアコードからCR-Vに代わり、トヨタはカムリからRAV4へ・・・。欧州と日本のメーカーによって半世紀の歴史を築いてきた3BOXセダンから、アメリカ市場で生まれたSUVへ完全に流れが変わってしまったようです。「アメリカ的なクルマを買え!!」

  結果的にマツダもSUVでアメリカから大きな利益を得ているようですけども、マツダに於けるアテンザの立場は・・・。マツダの経営陣が完全に頭がイカレていて、「またセダンで世界を驚かせる!」なんて真剣に考えているならば、まだまだ期待もできるのですが、どうも最近のマツダは守りに入っているよなー。北米・中国・欧州で販売が伸びているジャンルに自信満々に乗り込んでいってシェアを奪う!!という意味ではかなりアグレッシブなのですが、日本市場では完全に逃げ腰・・・。

  アメリカ向けにCX9、中国向けにCX4、欧州向けにCX3そして日本向けにCX6・・・マツダのSUV戦略。どのメーカーとカチ合ってもとりあえず負けない!!負けそうにない!!日本市場ではオールマイティなCX5を補強する決定的なモデルが不足していてSUV市場でのシェアはそれほど高まってないですが、海外市場ではSUVの力でマツダシェアを2桁も押し上げています。

  アテンザで目論んでいたアメリカのセダン市場はシャットダウンを始めていて、アクセラもアメリカで当初は伸びましたが、カローラ、シビック、セントラそしてアクセラも含めて、Cセグ車は昨年同月比で2桁減となっています。さらに渾身のプレミアムコンパクトとして発売したデミオも、国内生産を国内市場で売りさばかないとなかなか利益が出ないですし、グローバル全体でもせいぜい10万台規模でしかなく、コストを低減するメリットが発揮できるとされる40万台にはまだまだ及びません。

  せいぜい200万円が限界のデミオ、300万円が限界のアクセラ、400万円が限界のアテンザ。SUV以外のマツダのラインナップは、この先どんな発展の余地があるのでしょうか? 例えばデミオは、完全に軽自動車に打ち負かされたコンパクトカー市場の「出がらし」から、BMW・MINI的なプレミアムコンパクトへの脱皮を測ったものの、「付加価値のある」コンパクトカーとして成功したのは日産ノートe-POWERでした・・・。

  アクセラは・・・「地味」で「古い」かも。プリウスのように「激情アグレッシブ」なライバル車と比べると、まるで存在価値がわからないけど、フェードアウトして行く運命から逃れられない欧州ハッチバックへのオマージュ。そのストイックな完成形としての価値は認めますけど、アウディA3と同じような「未来」が見えない哀愁をまとっています・・・。

  アテンザの前途も厳しいものがありそうです。グローバルなハイクオリティカーが日本では600万円前後で売られていますが、ポルシェ・マカンやメルセデスCクラス、あるいはEクラス、5er、クラウン、フーガといった定番の高級車と肩を並べるには、これまでのアテンザのイメージをどこかのタイミングで放り投げる覚悟が必要だと思います。

  アメリカ人が書いたホンダに関する研究本によると、ホンダの企業文化とは絶対に他社の真似はしない、常に新しいものを創造するというもので、1970年代に四輪車においても世界的な名声を得て以来、新製品によってライバルを大きく引き離す時期と、ライバルが同様のモデルを投入して追いつかれ停滞する時期とを繰り返してきた・・・とありました。即座に頭に浮かんだのが、プレリュードを叩きのめしたS13シルビアと、ストリームをパクったトヨタのウィッシュが頭に浮かびましたが、マツダもユーノス・プレッソやプレマシーを投入してました。

  さらには4輪独立サスをシビックを模倣したファミリアや、4輪ダブルウィッシュボーンというアイディアをアコードから拝借したアテンザ・・・。まあ考えるまでもなくマツダの「立場」ははっきりしています。プアマンズ・ポルシェを作ったメーカーですから・・・。そんなマツダのアイディアをパクる奇特な存在がドイツブランド!?ロードスターだったり、最近ではRX-VISIONに似ているコンセプトカーが・・・ジュネーブに。


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2017年03月21日

新型CX5のデザインは・・・あのメーカーへのリスペクトじゃ!?

  新型CX-5を日中の路上で見かけました。直感的に感じたことは・・・このデザインは「オリジナリティの塊」だと思わず感銘を受ける新鮮さでした。ゆで卵が剥けたような白くて継ぎ目のない綺麗なボデー全体が、デザインの核になっています。久しぶりに出てきた「エモーショナルなMAZDA」デザインじゃないでしょうか。雑誌の写真で見る限りでは、先代とあまり変わらない印象だったのですが、実車は先代とは全くの別物というくらいに別の表情をしています。

  SUVデザインというと、フロントはグリル、バンパー、ライトケースで猛然と演出し、ボデーは継ぎ目を見せてワイルド感を演出するのが定番になっていましたが、そういったSUVデザインのセオリーみたいなものを全て無視して、我が道を突き進むことにだけこだわりました!!そういう魂のこもった仕事ぶりを素人目にではありますが強烈に感じます。これは歴史的傑作デザインになるんじゃ!?それよりもなんてラディカルな思想の持ち主というか頑固な人がデザインしているんだろう!?このこだわりはまるで芸術作品みたいです。

  チーフ・デザイナーの諌山慎一さんは「徹底して上品さを追求した」みたいなことを呑気に言っておられますが、もちろんこれなら目標は十分に達成していて納得の仕事ぶりだと思います。しかしこれは明らかのさらに崇高な野望、デザイナーとしての野心を持った作品ですね。まるでレンジローバー・イヴォーグを仕上げたロバート=メルビルの歴史的大仕事を超える偉業を狙ったんじゃないでしょうか?(私はそう感じるのですが、皆さんの評価はいかがでしょうか?)

  先代のCX5も大ヒットを続け、今ではマツダの収益の大部分を稼ぎ出しているとか言われていますが、そんな大ヒット車の後を受けての仕事は想像を絶するプレッシャーがあったはずです。先代CX5は、新しいマツダのデザインコンセプトの第一弾だったこともあり、反響は大きかったですし、そもそも全身「レッド」が似合うSUVという想像を超えたマツダの想像力に、世界中が唖然としました・・・MAZDAスゲーって。その後に日産がエクストレイルで「赤」を真似していましたが、軽く「事故」してました。

  先代CX5は相当に売れたので、街中で毎日のように見かけますが、あのデザインを一言で表現するならば・・・「かわいい」ですね。こんなに愛嬌のあるSUVデザインがあるのか!?日産の中村史郎さんというデザイナーが、ちょっと前のマーチやキューブで成功を収めましたが、その影響を大きく受けています。日産が本来やりたかったことをマツダが先にやってしまった格好です。あれ?この構図はGJアテンザも同じです・・・日産2010年に発表したエッセンスというコンセプトカーがGJアテンザのルーツというのはもはや否定できないです。

  日産は外国人トップが実権を握っていたせいか、デザインの好みが車種によってバラつく印象があります。エッセンスからスカイラインの市販までのサイクルがやや長かったですが、その間隙を経営が火の車だったマツダに突かれた? マツダとしてもCX5とアテンザの2トップで、プレミアムブランドとしての新生マツダを新たに打ち立てたので、日産には頭が上がらないと思います。「デザインのマツダ」としてはいつまでも人のふんどしで相撲をとっていてはダメじゃないですか? 

  新型CX5とこれからFMCを迎えるラインナップは、マツダのオリジナリティと真価を世界に主張することになりそうですが、どうも今回もちょっとデジャブ感が無くもないです。先代CX5のようにキャッチーさを求めれば、お手本は中村氏以降の日産ですが、新型のように上品さを求めるなら、やはりお手本になるメーカーは・・・三菱。日本ではモラルハザードと受け取られるスキャンダルを重ねてしまって、人気は地に落ちていますが、世界では「三菱」は今でも「美しい国・日本の象徴」です。

  北米での生産を終了して米国から撤退を図っていますが、まだまだ年間10万台近くが売れていて、販売が継続されています。果たしてアメリカ人が三菱に「ゼロ・ファイター」への畏敬の念を持っているのかはわかりませんが、新型車もまともに出していない中で、前年よりも好調に推移しています。グローバルモデルでも高級セダンなどはなく、ミラージュやランサーといったコンパクト&スモールを除けば、アウトランダーだけが唯一の勝負車です。三菱が世界に誇るピックアップトラック「トライトン」はタイで生産して約150カ国に輸出されていますがアメリカでは販売されていないのは意外です。

  新型CX5にはフェードアウト気味な三菱の意志を継いで、格調高い日本車のデザインを復活させよう!!くらいの熱い想いが載っているのでしょうか。現行の三菱車も日本向けではデリカD5、アウトランダー、RVRそれからパジェロに格式の高さを感じます。ア○ファードよりもあえてデリカD5を選ぶ人(どちらも400万円くらい)は、心に人並み外れた優雅さがあると思うのですよ。は?そんなの勝手な妄想だろ?と言われるかもしれないですが、「品」の定義なんて「勝手な妄想」でしかないわけで・・・。

  どこのメーカーとは言いませんけども、日本車全体が「デザイン遊び」の大脱線を起こしつつある中で、古いモデルなはずなのに、いつ見ても上品だなと思わせてくれる三菱デザイン。あとはマツダが引き継ぎますから、遠慮なく日本市場から・・・!! 日本で作っているのに日本では売っていない不思議なインフィニティQ60は、スカイラインよりもアテンザに似ていて、アテンザクーペがもし実現したらこんなだろうなというスタイルです。マツダにとっては厄介なのが、デザインが被っているインフィニティが欧州で意外と好調なこと。メルセデスと共通設計のモデルが、メルセデスよりも乗り心地が良いとかで大評判です。

  マツダは三菱が世界で人気になった「上品さ」を武器に新たなデザインの魅力を追求する段階に突入しているようです。NDロードスター、ロードスターRF、CX5、CX6、アテンザ、アクセラ、デミオとFMCが行われるそうですが、果たしてどんなサプライズなデザインが待っているのでしょうか?





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2017年03月14日

マツダ と ジャガー イケメンはやっぱり売れる!?

  いよいよアメリカ市場で単月ではありますが、BMWを上回り長らく定位置だった12位からポジションを1つ上げたマツダです。2017年1月の実績は前年比10%増の21,698台だそうで、月に5000台を売り上げるグループの中で2ケタの伸びを見せたのは、マツダ、VW/アウディ、ジャガー/ランドローバーの3つだけ!!VW/アウディは「大事故からの回復」による部分が大きいので、マツダとJ&Lが今のアメリカのトレンドと言えそうです。つまり「かっこいい」は正義(2016のWCOTYデザイン賞はこの2陣営がファイナリスト3台を独占)。

  もしマツダがJ&Lを買収して傘下に収めたならば、10位のメルセデスを軽く追い越して、9位のVW/アウディに肉薄するところまでいきます。「東洋のジャガー」が本家を買収して、ロードスターの設計を使ってジャガー車を作り、名車「Eタイプ」をリバイバルしたらどうですかね?(実はジャガーはEタイプ復活プロジェクトをもう発動してますけど)。ロードスターとEタイプって見た目がなんとなく似てます。細部はハッキリと違うけども、雰囲気がよく似てる。しかしサイズはEタイプの方が400mmくらい長い。




  ジャガーEタイプの初代モデルは、車重1150kgで4.2L直列6気筒NA(269ps/5400rpm)。こんな車が東京オリンピックの年に発売されていたんですねー(RX7FD3Sの最終形に近いスペック!!)。2年後の1966年にBMW2002が2L直4ターボ(170ps/5800rpm)で登場します。さらに翌年の1967年に相次いで発売されたのが、トヨタ・2000GTの2L直6NA(150ps/6600rpm)とマツダ・コスモスポーツのロータリ491cc×2NA(110ps/7000rpm)。1969年のポルシェ911Sのスペックが2.2L水平対向6気筒NA(180ps/6500rpm)。まだまだ日独の自動車産業が英国・米国(1960年のコルベットC1が4.6L・V8NA・248ps/4000rpm)に圧倒されていた時分です。

  トヨタとBMWが手を組んでスポーツカーを作っていますが、マツダとジャガーも手を組んで対抗モデルを作ったらどうですかね。そして経営基盤を作り上げるためにもドル箱化しているSUVも一緒になって作ればいい。ランドローバーにとっては「ムカついて仕方ない」存在のポルシェ・カイエンを葬るためにも、飛び道具を持った相棒が欲しいはず。大型SUVの量販モデルを捌くには、やはり優秀なディーゼルエンジンがあったほうがいいでしょう。

  マツダとトヨタが協業を発表して間も無く、どっかのグループが米国でディーゼル疑獄事件を起こしてした影響からか、レクサスGSなんかに搭載される可能性のあったマツダ・ディーゼルが宙に浮いてしまいました。世界的にEセグセダンの販売が縮小していて、メルセデスEクラスなどは売り上げが最盛期の半分になっているそうですが、レクサスもGSを廃止する!?なんて噂まで出てきました。レクサスRX/NXには採用されるかもしれませんが、プレミアム市場の動きはかなり流動的です。発展著しいタイでは2016年にメルセデスとBMWが2万台も売れたそうですが、これは日本市場の約1/3に当たる数字で、GNI(国民総所得)で日本の1/10に満たないですし、しかも日本市場並みに日本メーカー占有率が高い東南アジアということを考えると驚異的な数字です。右ハンドル市場なのに!!

  レクサスは何をしているのか?マレーシアや中国に生産工場を持つメルセデス(同じく中国生産のBMW)に対して、日本とアメリカでしか生産していないレクサス・・・。輸送コストと関税戦略で完全に遅れをとっています。そもそも低価格プレミアム市場に対応できるボトムモデルがレクサスには無い!!インフィニティやアキュラは米国市場ですら存在感無いですから、「ブランド戦略」もへったくれもない・・・本国・日本で発売できないブランドが新興国で通用するわけがない!!何を誇るというのか!?

  やっぱり100年以上の歴史を誇り変わらぬブランド名で今も商売を続ける、メルセデスとBMWのブランド力はユーザーの気持ちに上手く火をつけるんでしょうね・・・。ドイツ以外のメーカーで対抗するならば、ジャガーとマツダじゃないですか? スバルはまだ歴史が浅いし、ホンダ、日産、トヨタはプレミアムブランドを作ってしまった時点で「ケチ」がついています(VWみたいなものですね)。

  マツダが専用設計スポーツカーを作り続けて今年で50周年。これは世界的に見てもとんでもないくらいの快挙です。総合自動車ブランドでこれを上回るスポーツカー制作の歴史を誇るのはジャガーとポルシェだけです。共に1948年に「XK120」と「356」というスポーツカーを発売し、2017年まで70年近い歴史を刻んでいます。VWやフォードの手厚い庇護があったとはいえ、この3ブランドだけが半世紀をサバイバルしてきました。

  トヨタやホンダもここ数年で、ブランド力の強化を目指して、再び専用設計スポーツカーを復活させてきました。メルセデスやBMWもいよいよブランド初となる専用設計スポーツカーが投入される見込みです。日本のカーメディアでは、これらの「にわか」ブランドの新しいスポーツカーが持て囃されることになるでしょうけど、「作り続けてきた」という圧倒的な価値を持つ3ブランドこそがもっともっと称賛されるべきだと思うのですよ。VWをケツ持ちにするポルシェは安泰ですが、基盤を持たないジャガーとマツダ・・・お互いに相通じるところもあるんじゃないでしょうか。

  SUVやスポーツカーの他には・・・やっぱりセダンですかね。ジャガーXEの先代格になるジャガーXタイプは、マツダが開発したカペラ用のシャシーを作って作られました。初代、2代目アテンザとは共通設計です。フロントサスは、高級ブランドのジャガーがストラットなのに、大衆ブランドのマツダがダブルウィッシュボーンを採用しているのが面白いです。同じシャシーを使っているのにXEは「ジャガーの面汚し」と批判され、アテンザは欧州で大成功しました。もうこのブログで何度も書いてますが、欧州を席巻していたE46系3erとアルファ156を撃ち落とす「東洋のジャガー」現れる!!というわけです。

  マツダとジャガーがこれからさらにブランドを長く維持するためにも、さらなる「神格化」を目指す必要があるんじゃないでしょうか? ジャガーはFタイプでポルシェ911に挑んでいますが、ポルシェの懐の深さの前に思うように成果が出ていません。新技術が大好きなポルシェですから、とにかく「手数」が多いです。918という完全に割り切った超速「電車」モデルを作ったかと思えば、911Rのような「逸品」が出てくる・・・。

  技術的なブレイクスルーという部分でジャガーは圧倒的に不利だと思います。「アルミ」「スーパーチャージャー」というトレードマークこそ確立しましたが、もっともっと欲しいはず!!相手はVWにアウディ、ランボルギーニ、プガティ、ベントレーまで幅広い協力体制が敷かれています。対抗するにはマツダとフィアット・クライスラー・グループを味方につける必要がありそう!!(味方が多いからいいクルマができるわけではないですけど)

  PSAがオペルを買収して、再び業界再編の動きが加速しそうですが、やや宙ぶらりんになっているマツダ、スズキ、ボルボなどがどこと提携するのか(一応全部トヨタ陣営?)。自らのブランドのカラーを濃くするか薄くするかは、どの相手を選ぶか?で決まるでしょうから、トヨタとくっつきすぎてやや意味不明なスバルみたいにならないよう・・・とは言っても現状のスバルは儲かってるみたいですね。


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2017年03月07日

某雑誌でマツダ車が「ステマ」絶賛されている件。

  「MOTOR FAN」によるマツダ車のゴリ押しが少々目に余るような気がしますね。復活第5号ではBMW5erのFMCに合わせて、Eセグ徹底比較という企画があり、5er、Eクラス、A6、XF、CTS、GS、クラウン、フーガ、レジェンドといった王道が勢ぞろいする中にアテンザが抜擢されました。「マツダのフラッグシップだから」というならば、「スバルのフラッグシップ」は呼ばれないのかな〜?500~700万円代の高級セダンが並ぶ中で、300~400万円のアテンザ何ですけども、そういったハンデキャップを感じさせないような「特別な」扱いを受けていたので、これを読んだ人はアテンザが欲しくなりますよ!!(他はややボンクラですし)

  5erもEクラスも「2ndクラス」ということで、メーカーの意向なのかすっかり高級感は抑えめですし、A6は顔だけでなくボンネットの丸みなども含めてA3と区別できないレベル。ジャガーXFにはこのブランドの「伝統」が全く感じられないし、CTSは新型プリウスの見本みたいなポリゴンスタイル。クラウンはどんなボデーカラーでも褪せて見える「もっさりデザイン」。まともなのはフーガ、レジェンド、アテンザ。・・・新型5erはなんかフェイスリフト前のGJアテンザに似てる。サイドウインドーがデカいのでちょっと古いセダンっぽさもあります。

  アテンザのレビュー担当は、マツダやBMWがご贔屓の大谷達也さん。というより海外試乗の5erだけ清水のオッサンが担当で、残りは全て大谷さん。BMWだけは清水さんが担当ですから・・・マツダへの圧倒的な好意をどうやっても隠しきれない。「アテンザXDはBMW320dに勝利!!」という歴史的な宣言をカーグラフィック誌上で行ったのが大谷さんでした。ちなみに清水のオッサンはマツダよりもピークが低く抑えられているBMWの2Lディーゼル(B47)を5400rpmまで綺麗に回る!!(マツダよりも)断然にいいエンジンだ!!と某動画でほざいた人です。・・・因縁の2人が1つのコーナーを作りあげるなんて!!

  さて清水さんの5er評ですが・・・失礼を承知で言うと、これじゃ「何もわからない」よ!!軽量化しましたー、お家芸の直6ツインスクロールターボ!!(BMWの本懐はM3/M4用のツインターボじゃ!?)、8速トルコンATの制御がうますぎ(多段式ATなら大抵は良いけど)、そして極め付けは日本に導入されることはおそらくないであろう530dのスペック表示。ディーゼル搭載でAWDで1695kgは確かに軽いです。これだけ軽ければ523iでももっと楽に動くのかな!?

  この人は読者のことを考えない専門用語を平気でレビューに放り込んでくることが多いですね。ネット使えばいくらでも調べられるのだから、別にそれほど読む側も苦労しないですけども、誰もが注目する!?BMWの花形モデルのレビューの締めに「勝負はHMIではなかろうか!?」なんて書きますかね〜・・・。ヒューマン・マシン・インターフェース。どうやらこのオッサンはECUとかデジタル処理される技術だけを指して使っているみたいですねー。色々なクルマに乗ってみてHMIが優れていると感じるのは・・・マツダなんですけどね。けどこのオッサンはマツダの良さはちっともわからないようですけど・・・。(揚げ足取ってしまった・・・)

  さて大谷さんのアテンザ・レビューですが、これもちょっと問題かも。アテンザの魅力を力強く伝えることには成功しているんですけど、なんだか少々強引な展開ではあります。誌面が足りないというのもあるでしょうけど。ざっくばらんに「名だたるEセグマシンに混ざっても動的質感で全く劣ってないよ!!」ととても威勢がいいのですが、いつもの大谷さんのレビューならここからコクピットでのフィールが伝わってくるような臨場感溢れる文体なのに、その得意技が発揮されません。ペダルの開度がどれくらいで・・・とか、ステアリングを切った時にヨー方向の無駄な動きが抑え込まれた〜・・・みたいなのが無かった。GJアテンザはエクステリアのタフさに似て、アシは確実に横方向にタフで剛性を感じる味付けです。それをハンドリングをやや重くしてより実感させる巧みな・・・・こういうのが本来の意味での「HMI」だと思うんですけど。

  とにかく読者には、アテンザのやや「誇張」されたスポーツ性能が伝わると思うのですが、こうなるとやはりパワートレーンのバリエーションがもっと欲しいですな。「アテンザいいかも!!」という輸入車愛好家がいたとしても、マツダ自慢の2.5L自然吸気エンジンのフィールの良さという論点は、もう輸入車の文脈ではとっくに「絶滅」してますからね・・・。GJアテンザセダンのボデーが暗示する「アメリカン・マッスル」でエクステリアとスペックを「まとめる」ならば、北米スポーツターボの最先端を行くような「2.5Lターボ・400ps」くらいのグロいチューンがあってもいいかも。「アテンザ・スポーツ」「アテンザ・スポーツS」みたいなドイツ的な流儀でもいいけどさ。

  この前発売されたばかりの「MOTOR FAN」第6号はスイフトのFMCに合わせて「コンパクト特集」でした。いや単なるコンパクトカーの羅列ではなくて、しっかり「予選」が行われていて、選抜された精鋭によるコンペです。スイフト、イグニス、デミオ・・・あとは全て輸入車。そして主役は完全にデミオ。「ニッポンのプレミアム・コンパクト」!!なんて太文字の見出しで書かれてます。マツダが自称したところで自作自演の後味の悪さしか残りませんが、輸入車を偏愛する雑誌が文句なしに絶賛するわけですから、「日本車でこれだけの扱いされるってことは、輸入車勢と比べても圧勝のレベルなんじゃ!?」なんて勝手に想像してくれるでしょう。

  MOTOR FANもデミオに色々配慮をしているようで、イメージカラーを赤にしてきたスイフトがデミオを並ぶシーンだけ青のスイフトが登場。スイフトはデミオに似せてきた印象があったのですが、並ぶと全然似てないことが判明。グリルに赤の一本線を入れる意匠だけはモロ被り。スイフトはどうもシートのデザインの具合がよくないですね。デミオのLパケもなんだか「付け刃」なインパネが中途半端で、遊び心のインパネを導入しているルーテシア、MINI、フィアット500の方が「勢い」を感じるかも。デミオはちょっとメルセデスのAクラスあたりを意識し過ぎたのかも。

  スイフトもコストカットが大好きなスズキとは思えないほどうまく「ごまかし」たインテリアになってますね、これはインドっぽくない!!マルチでもこの素材を使うのかな!? 露骨に古さと安っぽさを感じさせるのはプジョー208とポロですね(インド水準)。あとトゥインゴもやっぱり価格なりの設計です(インド水準)。インドに参戦していない、デミオ、ルーテシア、MINIが質感ではリード!?なんともシンプルなメーカー事情で、序列化されています。

  Eセグラグジュアリーに混ぜてもらえるようになったアテンザ。A/BセグをMINIと共にリードするデミオ。どちらも日米欧クオリティを求めるユーザーにとってはかなり信頼できるモデルではないかと思います(デミオはトヨタブランドで北米でも展開)。マツダもその辺をもっと上手に宣伝できたなら、北米に参戦すらできないアウディA3(1.4)とか、メルセデスAクラスとか、BMW2erアクティブツアラーといった「偽プレミアム」との徹底的な違いを示せるとは思うのですけどねー。


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Motor Fan Vol.6 (モーターファン)

自動車誌MOOK MotorFan Vol.5
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2017年03月01日

マツダの使命は・・・欧州ブランドにアイディアを提供すること!?

  「ロードスターRF」のエクステリアが発する何とも瑞々しい雰囲気の正体は何なのでしょうか!?ハードトップがちょっと窮屈そうにかぶさる寸詰まりなスタイルこれは・・・1989年の香り!? 「日産180SX」「ホンダ・インテグラ(ED6)」「日産フェアレディZ(32)」「トヨタ・セリカGT-Four」「ホンダCR-X・Sir」「NAロードスター」「トヨタMR2(SW20)」「ユーノス100」・・・たった1年でユーザーがモロ被りのガチンコ競合が8台も!!もちろん1989年ですから、「R32スカイラインGT-R」「セルシオ」「レガシィ・ツーリングワゴン」といった金字塔的な傑作モデルもこの年に発売されています。

  フェアレディZ以外のモデルはいずれも、車重1000~1100kg程度の軽量ボデーに130~180psのユニットのスポーツモデルですから、この2017年に奇跡的に程度の良い中古車両が残っていれば相当な価格が付くことでしょう。NAロードスター以外は、見るからにストイックな走りを連想するハードトップの小型クーペです。いやストイックに走ることしか「許されない」雰囲気すらあります。今どきのクルマでいえば「トヨタ86」「アウディTT」や「ポルシェ718ケイマン」。ルーフも開かないのに、のんびり走る「プロムナードカー」で収まっていいのか?いいわけない・・・。

  2012年に先駆けとして発売されたトヨタ86に続いて、2017年からは「1989年の再現」のように手軽でやたらとスポーティなマシンが買える時代がやってくる予感が日に日に高まっています。マツダがロードスターRFによりクーペ的な意味合いが強いタルガトップを採用したのも、そんな時代の風を感じていたからなのかなー? ホンダもシビックtypeRをいよいよカタログモデルとして復活させることが決まっているようですし、日産も日本市場向けにフェアレディZとは方向性が違う「走るクーペ」を投入してくるんだとか・・・。

  マツダはかつて「ユーノス」というブランドを企画して立ち上げたことがありました。1989年の当時はまだ小学生なので、その実体を探るには自動車図鑑で見て、ラインナップされているクルマの設計思想をあれこれ考えることしかできないんですけども、マツダの目指したビジョンは2017年の今でも伝わってくるんですよね・・・。そして今このブランドが日本にあったなら、クルマ文化はもっともっと豊かだったんじゃないかって思うんです。

  「欧州ブランドよりも熱く欧州市場にコミットしたブランド」・・・。呆れちゃうかもしれないですが、ユーノスは決して欧州ブランドの猿真似では無く、ロードスターを先頭に、欧州的なクルマの「あり方」を日本メーカーの分際で大胆にも示してしまおう!!というなかなかブットんだアイディアが根本にはあります。こればっかりは他の日本メーカーが挑んでも絶対に成功しなかったでしょう。しかしマツダはロードスターのたった一撃で完全に欧州市場をひっくり返してしまいました(信じられない)!!誰でも知っていることですが、BMW、メルセデス、ポルシェ、ルノー、オペルなどは挙ってマツダの「提案」を素直に受け入れるという展開に・・・。

  たまたまロードスターが当たっただけ・・・なのかもしれないですけど、翌年に発売されたユーノス・コスモはスカイラインGT-Rの前に霞んでイマイチの結果でしたが、このクルマもまたスゴい世界観持っていましたから、決して一発屋というわけではないと思いますし、やはり欧州全体をプロデュースできるくらいの能力が当時のマツダにはあったんじゃ!?もしバブルが崩壊することなく、あるいはマツダが意地でユーノスを存続させていたら・・・!?あるいは同じ1989年に生まれたレクサスのように北米市場で生き残る覚悟で臨んでいたら!? このブランドは・・・ジャガーXJ、フェラーリカリフォルニア、アストンマーティンDB11みたいなスケールのクルマを生み出していたかも!?

  NAロードスターが、ユーノスコスモが、アンフィニRX7FD3Sが・・・ロータリーエンジン搭載という魅力を差し引いても、素晴らしいスタイルの王道スポーツカーを平然と連発するMAZDA・・・。のちにフォードが欧州向けプレミアムブランドとして、アストンマーティン、ジャガー、ランドローバー、ボルボと並んでMAZDAを配置したのも頷けるような存在感が1990~2000年代には確実にあったと思います。2013年にはフォード組の同級生のアストン(ヴァンキッシュ)、ジャガー(Fタイプ)、マツダ(アテンザ)の3台が「世界デザインCOTY」の最終選考となり史上もっともハイレベルなデザイン対決と騒がれました!!

  ここから先はやや妄想も入りますけども、今の欧州の各ブランドは「何らか」の刺激を欲しているようなヌルさを感じます。欧州メーカーって失礼ですがやはりオリジナリティってものが無い・・・。日本勢、韓国勢、アメ車(TESLAとかさ)による「外部的刺激」が無いとどうもトヨタみたいにユルいクルマが出て来てしまう。そもそもBMWは最初から最新型まで100年間ことごとく他所ブランドを意識し過ぎてきた「屈折」した存在だし、メルセデスなんて・・・あのリー=アイアコッカの言葉を借りれば、世界ナンバー1の「ゲス」なブランド。アメリカ人はこのブランドが大嫌い!!とくにアイアコッカみたいなイタリア系だったりすると尚更みたいです。単なる感情論ではなくて、北米自動車産業の「至宝」を私利私欲でボロボロにした道義的責任は非常に重いし、そもそもこのメーカーは何も考えていない(実力が無い)・・・って。

  確かにSUV造りにせっせと励むようになったドイツブランドなんてさ・・・中国メーカーと何が違うの!?って気がします。いやむしろ中国メーカーの方がデザインのセンスなんか良いですし、VWみたいにその地域の実情を無視したような部品を使う「クズメーカー」は厳しい国内競争で淘汰されるだろうし、VWみたいに法令を無視してズルい装置を使ったりしたら世界一厳しい当局から鉄拳制裁が容赦なく飛ぶだろうし(VWだってメルケルが居なければ即刻国外追放!?)。日本もそろそろ三菱エンジンとアイシンATが使われた中国メーカー車を輸入してもいいんじゃないの!?中国が人件費が高騰してきても「世界の工場」として君臨している最大の理由は、なんといっても中国は日本並みにモノ造りが上手かった!!いう事実が世界に知られてきたからなので・・・。

  さてすっかり野暮な仕事が板に付いてきたドイツブランド(メルセデスの新作SUVに興奮する人なんているの!?)も、かつてのようにMAZDAからカウンター気味に「飛び蹴り」が一撃でも入れば、デザインからエンジニアリングからこれまでとはガラリと変わって、再び国際的な競争力を取り戻すんじゃねーの!?・・・そんな世界の自動車メーカーに「喝」を入れるというとても重要な役割をすっかり忘れて、アウディだかボルボだかがやっていたような、「現実主義」な3列シートのSUV(CX6は9月発売!?)を作ることに懸命になっているマツダ・・・これもなんだかなー。

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