2017年02月21日

2017年のマツダを占う いよいよ「買い」のタームでは!?

  国内市場での苦戦が伝えられるマツダですが、新型モデルの注目度は相変わらずに非常に高いものがあります。「カッコいい」「しっかりしてる」「欠点が少ない」「気分良く乗れる」「運転に飽きない」などなど、マツダがブランドの重心を置く「中型車」を主に使うユーザーにとっても好まれる要素に関する「作り込み」という基準で評価するならば、「スカイアクティブ以前」⇒「スカイアクティブ第一世代」⇒「スカイアクティブ第二世代」へと時系列に沿って着実に進化していると思います。

  「スカイアクティブ以前」の世代には、スポーティに目立つハンドリングや操縦性の高さなど「飛び道具」があったりしたので、度々スカイアクティブ世代に対して「残念な気持ち」を吐露して来ました。しかしトヨタが86を発売してから、マツダのようなピーキーなハンドリングを愉しめるクルマはどんどん増えていますし、そんなクルマをマツダ車と同じくらいの価格帯で無理なく買う事だってできます。・・・時代は着実に変わって来ているんですねー。

  マツダの存在意義は薄くなった!?という意見も以前世代のオーナーからはしばしば聞かれましたし、私自身もそう感じていました。それでも「今」まさに死地で戦っているマツダを見て、そんな非情な考えを抱いたことをちょっと恥じている次第です。売り上げを伸ばしているトヨタやホンダのようにファミリーカー市場でコンサバな戦略を仕掛けるメーカーは、市場のニーズに冷徹なまでに合理的なクルマを作りますが、そこからは「日本が世界に誇る!!」といった類いのモデルはなかなか期待できません(C-HRはなんか胡散臭い)。北米では地の利(生産工場)を生かしてトヨタもホンダもドイツ車と真っ向勝負をしていますが、国内市場でメルセデスやBMWと争うのは「無駄骨」だと判断しているようです。

  そんな中でマツダが「日本車代表」みたいなクルマをせっせと仕立てて、(日本で)ドイツ車からシェアを奪う!!という快挙もボチボチあるようですが、せいぜい1000~2000台/月売れれば大ヒット!!というのが輸入車の相場ですから、アテンザ1000台/月、アクセラ4000台/月、デミオ8000台/月といった国産メーカーベースの目標値を達成するには、やはりトヨタやホンダからシェアを奪わなければなりません。以前のマツダならばトヨタ、ホンダの競合車の限界価格から割り出した低価格による戦略で生き残ってきましたが・・・それを止める!!と宣言したわけですから、イバラの道は続きます。

  「ロータリー50周年」の2017年は、とりあえずロードスターRFと新型CX5がマツダの切り札になるようです。真逆の性格を持つ2台ですけどそれぞれに購入者の気持ちをくすぐる気の利いた「マツダ・スペシャル」として完成度は高いと思います。とりあえずファミリータイプのクルマを選ぶならCX5をとりあえず候補に入れる人は多いでしょうし、じわじわと来ているスポーツカー・ブームにガマンが出来なくなった人が新車で購入するなら「RF」はなかなかポイント高いのではないでしょうか?

  フラッグシップとしてはちょっとずつ「減点要素」がある・・・とか言われちゃっている、なかなか煮え切らない現行アテンザも決して悪くないのですけども、新型CX5やRFの方が他社ユーザーへの「惹き」は強いような気がします。フラッグシップがやや霞むくらいにゴキゲンな2台ですが、普段は1人で乗る人にとっては、どっちを選んでもOKだとしたら、どちらにしようか!?困るってケースもあるかも。もういっそのこと2台まとめて買ってもいいんじゃないですか? おおよそ600万円程度で済むと思います(駐車スペース2台分ですけど!!)。メルセデスCクラスと軽自動車みたいな組み合わせよりは、価格も抑えられて愉しいカーライフが送れてよっぽどイケているんじゃないかとは思いますが・・・。

  マツダ車の魅力といえば「ロングツアラー」性能の高さ。50年間に渡って専用シャシーのスポーツカーを作り続けるなどポルシェと同等の歴史を誇りますし、トヨタや日産とともにもともとはフルサイズセダンを作っていたメーカーという実績もあって、先代以前からシートなどエキップメントの評価も高いです。これに関しては、おそらくセンティアやコスモの時代からのマツダの役員や退役した元重役が、シートに関してとてもウルサいんだと思います。この辺が群馬県のブランドとはもっとも大きく違うところじゃないかと思います。座った瞬間の「インプレッション」で勝負するなら、田原、上三川、狭山のジャパン高級ブランドとも同等ですね(個人的主観で恐縮です)。

  「ロングツアラー」の定義は難しいですけども、100km(2〜3時間)程度の距離を「自宅のソファー的な快適性」で過ごせるクルマでしょうか。シートの快適性はもちろん、インパネは高級オーディオみたいなインターフェースでまとめられていて、ウインドーに写る外界とは隔絶された静粛性(自宅に居る安心感)があって・・・といった条件を挙げていくと、マツダのラインナップでは1.5L(ガソリン)のアクセラと1.3Lのデミオは高速巡航では耳鳴りがしちゃうので、残念ながら失格です。ラインナップ全車が「ロングツアラー」適正良好!!となればマツダもいよいよ一皮むけるのになー・・。

  ダウンサイジングターボに対して否定的な姿勢で有名な、マツダのエンジンにおける狙いは、高速道路での100km/h巡航で1800rpm程度に抑えこむという高速ツアラーの「初歩」を実現することなはずです。日本車よりも直結(DCT)&ハイギアードが進化している欧州車ですが、ダウンサイジングターボの弊害として、車格に比してハイパワーの1.6Lターボを積んだ208GTiでさえも、100km/h巡航では2000rpmを大きく越えてしまいます。もしかしたら、スポーティなギア設定が裏目に出ている可能性もありますけどね。

  しかしデミオクラスの軽量級ボデーに1.6Lターボでもこのザマですから、それより大柄なボデーを持つ群馬系1.6Lターボ車や、メルセデスのA〜Cクラスの1.6Lターボ(A180/B180/C180)といったモデルでも、「高速道路が得意」なイメージを裏切って「ロングツアラー」性能は低いです。VWゴルフに2Lターボの「GTI」が設定される意義も、1985年以来ずっとアウトバーン対策なんですけども、ゴルフ7GTIは軽量化の悪影響からか、先代よりもハネやすくなっていて、段差などがほとんど無い新東名でも、なにやら床下から軋み音が(リアゲートからも!?)あって、あまり高速道路でオススメできるクルマじゃないですね〜・・・。CD値もあまり良くないですから。2Lターボを積んだCクラスやCLAといったメルセデス勢の方が優勢かも(ただし価格が・・・)。

  残念ながらブランドの全てのモデルではないですけども、マツダの大部分のクルマは、ふと気が向いた時に関越自動車道を終点まで走破して、新潟の旨い魚でも食べに行ってしまうような人に合っているのかなー。日本市場でクルマ売っているメーカーではおそらくナンバー1ですね。マツダを検討している人に最も伝えたいブランドの美点です。「ハンドリングのマツダ」はロードスターへ集約され、「高速ツアラーのマツダ」として魅力をどこまで高められるのか?月並みですけども2ドア車なんかもあっていいんじゃないかなー。


↓最近の欧州至上主義のライターはガソリンの良さがわからないみたいです。


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posted by cardrivegogo at 00:13| Comment(0) | マツダ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする