2017年11月15日

トヨタがどんどんマツダ化しているらしい・・・。

トヨタとマツダの微妙な関係

  先日の東京MSに出品されたトヨタのFRハイブリッドスポーツコンセプトを見れば、トヨタが強烈にマツダを意識しているのはなんとなくわかるのですが、マツダとの包括的提携を結んでおいてからの、「宣戦布告」とも受け取れる「完コピ」は一体何を意味するのでしょうか!?「互いの良さを尊重して競い合う」とか会見では言ってましたけども、どうやらルール無視で仁義なき闘いを始めるつもりらしい。

  トヨタの開発者にとってマツダはいちいち癪に触るようです。現行の4代目プリウスは当初は2014年末に発売と報じられました。しかし前年に登場したマツダ・アクセラの「ある性能」が、トヨタの関係者を震撼させたらしく、2015年末へと1年間延期されました。この決定を行ったのが豊田章男社長だそうですが、本人が直々にマツダの三次(みよし)テストコースに乗り込んでアクセラHVのブレーキ性能を試したところ愕然としたらしいです。トヨタの技術が完全に負けているって。

  現行プリウスのブレーキ性能の大幅な進化は、マツダのブレーキ技術をトヨタがコピーすることによって生まれたブレークスルーだ!!・・・と断定していたメディアもありました。結局のところは当事者であるトヨタとマツダが納得していればそれでいいのですけども、この両メーカーの開発陣には「かなりの因縁意識」があるのではないか?と思わせるようなインタビューは多いです。特に強烈なのが、人見さんと前田さんですね。この2人は何が言いたいのか?言葉は上品ですけど、心の底に煮えたぎる思いが渦巻いています。推測&要約すると、「トヨタは稼ぎたい連中。マツダはいいクルマを作りたい連中。」ってことに尽きるみたいです。

マツダは「狂気」か?「正義」か?

  エンジンとデザインの専門家がそれぞれに、『世界一しか考えていない」と断言しているわけです。エンジンもデザインも危機的状況を迎えている中で、マツダは自らの努力で「クルマの危機」を打破する。相手がVWだろうがポルシェだろうがフェラーリだろうが、それら全てを超越したクルマを作って、世界の自動車産業の底上げを図る!!そんな意志を持ったメーカーが存在しないとクルマ文化は消えてなくなるだろう。マツダ以外に当事者意識があるメーカーが世界のどこにあるの!?ボルボ?ジャガー?アルファロメオ?

  2000年代のドイツメーカーは揃ってM&Aに夢中で、クルマ作りを捨てた・・・それがバレないように、嘘を嘘で重ねてきたようですが、技術レベルで理解している人は全てお見通し。欧州と中韓のほぼ全てのメーカーが、日本で「嘘つき」と謗られる某メーカーの作った『技術』の上に乗っかっただけの「クソ」みたいな状況が2000年代でした。そしてそれが破綻すると今度は『EVシフト』という新しい「嘘」を作り上げて取り繕おうとしていて、旗振り役はもちろんあの日本メーカーとフランスの親分メーカーですね。まさかとは思ったけども、トヨタ&ホンダも白旗をあげて「クソ」の中に落ちていったよ・・・。まだ生き残っているのは、世界広しといえどもSPCCIのマツダと、日本人が徹底的にバカにしているアメリカ車だけじゃない!? そしてマツダが技術的な「旗」を掲げると、今度はトヨタがすり寄ってきましたよ・・・。

  マツダサイドは、「マツダファンブック」という隔月刊行の媒体を得て、これまでとは違ったメディア戦略を繰り広げています。さすがに若手の開発者からは、人見さん、前田さんのようなアクは感じないですけども、逆に自然に感じるのも確かです。説得力はないかもしれないけど、あまりに高圧的で、他のメーカーの存在意義を根底から否定しかねないことをズバズバと言う技術トップよりも、若手のインタビューを読むことで、マツダは決して「宗教」ではなかったと安心できます。

↓教祖降臨


マツダを嫌う人々の存在

  総合モーター誌において連載をもつ、有象無象のライターの中でも、理論&武闘派として目立つ存在である、福野礼一郎、斎藤慎輔両氏は、「マツダは宗教」「マツダは絶対許さん」の姿勢を保ち続けています。ここ最近の両氏の目立った「マツダバッシング」としては福野さんの「現行デミオ・ボロクソ事件」と、斎藤さんの「ロードスターは使えねー事件」の2つがある。かつては「フォードの犬」と散々に謗ってきたマツダに対して、フォード陣営から抜けた途端に手のひら返しをする、民族主義的な大衆評論家どもとは違うんだ!!という意地も多分にあるんでしょうし、そういう意味ではかっこいいと思います。

  ちょっとややこしいことに、フォード傘下のマツダを著書で絶賛していた沢村慎太朗さんが、独立後のマツダに対して態度を硬化させています。あまのじゃくと言うべきか「完全・逆張り主義」と言うべきか。いやいやフォードが欧州で躍進し、VWを始めとする欧州メーカーのメンツを徹底的に潰した原動力こそがマツダの技術だ!!って話なんでしょうけどねー。確かに独立後のマツダは・・・WCOTYこそ獲ったものの、ユーロCOTYでは相当に無視されてます。現行アテンザ、アクセラ共にファイナリストの7台に残れず。モンデオやS60/V60、V40は当然のごとく選ばれてますけど・・・。

  福野、斎藤、沢村の諸氏は非常に理論的なレビューを書くのでファンも多い。かく言う私も大ファンです。そんな気骨のある評論家の生き残りからこれからも『集中砲火』を食らうであろうマツダは、どうやって自らの存在をユーザーに伝えて行くか!?色々と注目を集める状況が増えるでしょうし、それを前向きに考えた結果が「マツダファンブック」なのだと思います。やはり健全な議論こそがクルマ文化の根底を支えると思います。K沢M宏、S水K夫、S水S一やニューモデルマガジンZの覆面座談会のように、結論(輸入車至上主義)ありきでメチャクチャな議論を仕掛ける「非理論派」は無視しておけばいい(テリー伊藤と同じようなもんだな・・・)。福野、斎藤、沢村といった強敵/天敵と、マツダ開発陣が大いに空中戦を繰り広げることで、欧州陣営が仕掛ける「虚構」を世界から振り払うことができるんじゃないか!?と思う次第です。もっと激しくなることを期待!!





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↓マツダを完全に調子に乗せたフェルディナント・ヤマグチ氏。裏ボスの藤原常務をイジリ倒して「ポルシェなんてクソだ!!」の爆弾発言を引き出す・・・
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2017年11月12日

魁コンセプトは「戦慄」らしい。

  清水草一さんと渡辺敏史さんがベストカーに連載している「エンスー解放戦線」。あまりのインパクトのデカさゆえか、未発売の『魁コンセプト』が登場してきました。デザインだけでサイズ以外のスペックが全く公表されてないのに、エンスー度は清水86点、渡辺95点だそうです。前回のメルセデスSクラスは60点くらいだったので、これはかなりの高得点ですねー。もしこのまま市販化されたら、「オラオラ・・・クソダサいSクラスは道を譲れ!!」みたいなメッセージを意図せずに発信しかねないほど尖ったデザインです。今流行りの「煽り運転」を意図せずにしてしまう恐れが・・・。車間距離しっかりとっているのに、Sクラスのユーザーが勝手に圧力を感じてしまう!?それくらいに「アヴァンギャルド」なデザインを求めるのがエンスーという生き物なのかも。

  通常は市販車ばかりが出てくるコーナーでして、この前もカムリHVが結構ボロクソに言われてましたね。ユニットは良くなったけども、フロントタイヤの接地感は相変わらず希薄で、乗り味の印象は決して良くないとのこと(清水氏)。それなりに軽快に加速はできるわけですから、決して接地感が悪い訳ではなくて、やはり懲りないのはトヨタのステアリングなんでしょうね。実家にあるクルマもトヨタ車ですけど、ハンドリングが「へなちょこ」すぎるので乗りたくないです。実家のクルマで食事に行くときは、毎回妹が必ず運転しています。伯父、母、妹、私で群馬まで遠出した時も、伯父と妹がハンドルを争ってましたが、榛名も赤城も私は全く運転したくなかった。このトヨタ車で、スポーツカーやマツダ車に乗るイメージでスピードに乗った状態でハンドルを切ると、とんでもないことになります。予想外のロールが出て全く気持ちよくない・・・。

  トヨタ車が「3シリーズ非Mスポ」だとしたら、マツダ車は「4シリーズMスポ」。もうそれくらいに違う。3シリと4シリは全然別物ですよねー。両方を作り分けているBMWはもっと評価されるべきなのかも。さてちょっと問題発言かもしれないですが、「エンスー」という手前勝手な基準で測るならば、新型カムリHVは「トヨタが作っている」ってだけでもうダメ。あのステアリングが付いてくるなら絶対に買わない。正直言ってレクサスIS・Fスポも全く印象が薄かった。接地感という意味ではカムリHVとあまり変わらない。IS・Fスポが完全にBMWに勝っているって吠えた日本の有名評論家は誰だっけ!?福野礼一郎さんだったな「クルマ論評2014」にハッキリ書いてる。ただしあの人は正直ものだと思う。同じ本でフォードフォーカスの2L自然吸気(つまりMZR搭載)に乗って、「この2L・NAはいい!!」って書いてたし。

  市販されてるカムリHVがボロクソに言われ、市販されるどころかユニットすら発表されていない、デザインだけの魁コンセプトがなぜか絶賛される。なんとも心地よい「エンスー」な連載だなー。もう評論家も声を大にして言いたいはず。業が深いトヨタは何を作ってもダメだけど、スイッチが入ったピュアなマツダは、もう『行くとこまで行ってしまう』ってことを。もうこれだけ本気なら「走り」はいいに決まってる。マツダやら、ポルシェやら、アルファロメオやら、クルマを圧倒的に高い次元で仕上げる力を持つメーカー/ブランドが、『いつ本気を出すか』それがいいクルマを選ぶにはとっても大事なんだと思う。

  東京MSのマツダは、見ていてこっちが心配になる程「拳を振り上げ過ぎ」なんだってさ。BMWがお好みの渡辺敏史さんに言わせれば、魁コンセプトはデザインの完成度が高すぎて、もう想像だけで頭が爆発しそーだ。ここまで本気出されると「もう怖くて近寄れない」とのこと。下に動画つけておきましたけど、アルテオンを見て「BMW7シリのパクリだ!!」「大径タイヤばっかりで呆れる」とか舐め腐ったことを言っていた若い女性のユーチューバーがいましたが、マツダのコンセプトカー2台の前では「綺麗・・・」「この辺のラインとか・・・」え!?さっきの雄弁はどこへ行ったの!?ってくらいに震えてレビューしてましたよ。「フェラーリのパクリ」とか「アルファロメオのパクリ」とか言っても良さそうだけど。



  まあとにかく「マツダは戦いに勝った」と言えるんじゃないでしょうか!? 清水草一さんも渡辺敏史さんもマツダの出来栄えをただただ「戦慄」と言ってますし。はっきりは書いてないですけども、マツダデザインが世界を覆った時に、欧州伝統のラグジュアリーブランドはどーなってしまうの!?って危惧を感じているのだと思います。4年前の東京MSにコッソリ展示されていた「パガーニ・ウアイラ」のエクステリアではなくて、レバーひとつひとつがアルミ削り出しで作られているインテリアを見たとき以来の衝撃がありました。2年前のRXビジョンや6年前のTAKERI、SHINRIよりもインパクトが大きかったです。SHINARIはすでに前年の2010年に公開されていましたし、2009年に公開された日産の「インフィニティ・エッセンス」のモチーフをうまくパクった程度にしか思ってなかったので・・・。

  
  1台で3億円もするイタリアの超高級スーパーカーであるパガーニ・ウアイラと比べても負けてない!?4000万円のフェラーリだったら喰っちゃうぞ!!なんてブログに書いたら思いっきり笑われそうですけども、清水さんと渡辺さんが実際にそんな話してる。マツダの「世界征服」ってちょっとオーバーじゃねーか!?まあせいぜい日本の街中で見ることができる2000万円くらいまでのマセラティ、ポルシェ、AMGくらいは射程に収めつつあるって話なのかなー。





おまけ




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posted by cardrivegogo at 02:26| Comment(0) | マツダ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月10日

ビジョンクーぺはアテンザなのか!?7000rpmのタコの意味は!?




  東京モーターショーで発表された2台のマツダのコンセプトカー。作り込みのレベルが高すぎて、他のメーカーのコンセプトモデルが全く同じ土俵に上がれてないです。もうすっかりマツダのための東京MSなんですねー。相変わらず客の入りが悪かったみたいですけども、参加ブランドがそれぞれにマツダみたいに真剣ならばもっともっと感動的なイベントになるはず。本当に痛切に感じたのが「マツダに比肩するメーカーがいない(参加していない)」ってことです。マツダの2台に唯一勝負を挑めそうなオーラを放っていたのがわずかにBMW8シリーズくらい。

  BMWに関しては比較的に最近発売されたG11/12系7シリーズやG30系5シリーズを見て、これではもう日本車に質感では絶対に勝てないなと失望しました(嫌いじゃないけど)。しかし発売が決まっている8シリーズのプロトモデルでは、一気に工作精度が3段階くらい上がった感じです。このクルマはBMWの工場ではなくてトヨタの田原工場で作ってんじゃないの!?ってくらいに綺麗に仕上がっていました。このクオリティならインフィニティやメルセデス相手にもいい勝負が挑めるんじゃないの!?「磨き」自慢の日産シーマよりも質感は良かったくらい。ただしBMWのもう一台のZ4プロトはダメですね。こっちも頑張れよ・・・。

  マツダの2台とBMWの1台の未発売車が、レクサスLS/LC、パナメーラ、メルセデスGTなどの高級な新型モデルを完全に喰ってました。東京モーターショーにはもはやブランドヒエラルキーなんか存在しないのかもしれません。ベントレーもフェラーリもやって来ない「庶民派ブランド」だけが集ったイベント。いちいちディーラーを回りたくない人にとっては便利なんですけどね。クルマの見せ方ってとっても大事なんだと思います。日本メーカー寡占市場のモーターショーでは、まあ大体こんなところに落ち着くのが関の山なんでしょうけど。マツダ以外の日本メーカーのやる気の無さがさ・・・。

  さてさて「ビジョン・クーぺ」ですけども、マツダからの正式なアナウンスはありませんが、4ドアで作り込んだことからも、これは次期アテンザとみて良さそうです。あのデザインのまま北米価格22,000USドルで出すとしたら!?もう世界がひっくり返るって。東京MSでホンダや日産が発表していたレゴブロックみたいなデザインのクルマが通りを行き交っても、最近のデザインはコミカルだなーって思うくらいで、別に感動はしないけど、「ビジョン・クーぺ」がプリウスみたいにそこいらじゅうに走ってたら、日本の景色が変わるって。

  プリウスくらいの価格を維持するためにも、現行GJ型をベースにしたFFのままで、ユニットもそのままの使い回しでいいかも(不満ないし)。今よりも賃金水準が高く、ガソリンも安く、クルマの維持費もかからなかったバブル期でもプライベートな乗用車は300万円台が限度だと言われてたのだから、次期アテンザも拡販を目指すならその価格に収まらないとダメですね。メルセデスCクラスの新古車が400万円を下回る価格で大量に売りさばかれている状況なので、下手にメルセデスの「正規価格」に並ぶような設定にしたら・・・まあ余計な御世話でしょうけど、結果は目に見えています。

  マツダのオリジナル・デザインとはいえ、やはり他ブランドの影響は見て取れます。「魁コンセプト」はアルファロメオ159/アルファブレラ。そして「ビジョンクーぺ」はノーズ、テールランプ、キャビンの誇張表現などを合わせると、フェラーリのv12搭載の4シータークーペに寄せていると思われます。アクセラもアテンザも第4世代になりますが、思い返せば・・・初代はどちらも日本車然としていました。カペラとファミリアの後継モデルであることがよくわかる日本的デザイン。しかも今見ても新鮮!!そして2代目はどちらもフランス車っぽいデザインに。プジョーのパクリなんて言われてたかも。現行の第3世代はまるでドイツブランドに仲間入りしたような「生真面目」さをデザインに込めています。そして次の第4世代はイタリアですかい!?

  某雑誌によると「ビジョン・クーぺ」には相変わらずタコメーターがついているとのこと。内燃機関のポテンシャルを最大限に引き出すと常々公言しているマツダですから、そこは絶対に譲れないところなのかも。レッドゾーンは7000rpmかららしい。つまりディーゼルを想定したモデルではないです。ガソリンターボで7000rpmまで回すなら、フェラーリ488GTB、アルファロメオジュリア・クワドリフォリオ、シビックtypeRに匹敵する高回転ユニットです。イタリア車を目指すならばターボか!? 自然吸気だとしてもべらぼうにロングストロークになったスカイアクティブGを相当に回します。1.5Lのロードスター用ユニットのように綺麗な声で鳴くのか!?MZR時代よりも回るエンジンへと回帰するのでしょうか!?

  マツダが導入を発表しているマイルドHVだとするならば、エンジンの回転は5000rpm以下の低めに設定されそうですが、他社がやるようなモード燃費をカサ増しするための、HVと偽ってエンジン回転を抑えて燃費を稼ぐタイプではなく、自然吸気ユニットではトルクが極端に細くなるところを補強するためのモーターアシストなのかもしれません。・・・もしかしたらロータリー&マイルドHVなんじゃないの?3ローターのうち1つをレンジエクステンダー/駆動に切り替え可能にすればいいんじゃないの!? ただし7000rpmはややリミットが低い気もしますが・・・。マツダは「7000rpm」にある種のメッセージを与えているはず。ファンは金を貯めながら予想して待ってろ!!ってことかな。期待してます。




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posted by cardrivegogo at 02:26| Comment(0) | アテンザ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする